『神様の背中』 (C)さいきまこ 秋田書店 2015
「困窮しているのは努力が欠けているから」という誤解はなぜ?「自己責任」では解決できない貧困問題
さいきまこさん作の漫画『陽のあたる家』『神様の背中』『助け合いたい』(全て秋田書店)は“普通”に暮らしていた人たちが、さまざまなことをきっかけに生活困窮になる過程が描かれる作品。貧困に関する情報が世間に徐々に広がりつつある一方で「努力が足りない」「自己責任」など、誤解も依然として多いです。貧困への誤ったイメージや自己責任論をなくしていくためのヒントや、家族で助け合うことで乗り越えようとする「日本型福祉」の落とし穴など、さいきさんに伺いました。
【インタビュー】貧しいのは努力が足りないから?「自己責任論」に潜む問題と、思考を変えるヒント
貧困問題に対して「努力が足りない」「もっとこうしておけばよかったのに」「○○する方法もある」など自己責任の問題とする声は少なくない。生活が苦しいのは本当に個人の責任なのだろうか。貧困家庭で生まれ育った経験を持つヒオカさんの『死にそうだけど生きてます』(CCCメディアハウス)を読むと、生まれた家の経済力によって選択肢が変わってくることに気づかされる。ヒオカさんに自己責任社会や自己責任論がもたらす分断、自己責任論から思考を変えるヒントについて話を伺った。
「生理の貧困」広がる支援、生理用品「エリス」を展開する大王製紙「奨学ナプキン」取り組みへの思い
新型コロナウイルスをきっかけに、経済的な要因を始め、様々な理由で生理用品の入手が困難である「生理の貧困」が知られるようになりました。生理用品「エリス」を展開する大王製紙株式会社では、ひとりひとりの生理に寄り添うプロジェクト「meet my elis」を実施。その中で、生理用品の入手が困難な学生1,000名を対象として、1年間生理用品を無償で提供する「奨学ナプキン」を始めます。その背景にはどのような思いや課題意識があったのか。担当者に話を伺いました。
「貧困ゆえに代理母になる日本女性」というリアル|桐野夏生『燕は戻ってこない』【レビュー】
エコーチェンバー現象や排外主義の台頭により、視野狭窄になりがちな今、広い視野で世界を見るにはーー。フェミニズムやジェンダーについて取材してきた原宿なつきさんが、今気になる本と共に注目するキーワードをピックアップし紐解いていく。今回は、桐野夏生氏の最新作『燕は戻ってこない』(集英社)取り上げる。
僕がレンタル彼氏を始めた理由|経験者が語る、不可視化される「男性の生きづらさ」と社会の偏見
東京工業大学で男性学の研究を行っている小埜功貴さんは、大学生時代にレンタル彼氏のアルバイトで学費を稼いでいた過去をもっている。水商売と男性の生きづらさについて、ご自身の経験も踏まえて話を伺った。
「毎朝飲んでた…!」幸せホルモンがどんどん減ってしまうNG飲み物とは【管理栄養士が解説】
普通のお米がふっくら甘みが増す!一緒に炊くだけでご飯が劇的においしくなる調味料は?管理栄養士解説
「ゆで卵」そのまま食べたら損!足すだけで痩せ効果がアップする食べ物とは?<管理栄養士が解説>
知ったら積極的に飲みたくなる!〈自律神経が整う飲み物〉とは?管理栄養士が解説
「知らずにやっていたかも…」春に食べたいたけのこの、実はNGな下処理法とは?