人気ヨガクリエイターayaに学ぶ【全身の巡りを良くして代謝アップ「股関節ほぐし」】やり方
いつものヨガにコアトレや有酸素運動をプラスすることで、代謝アップの効果が抜群と評判のayayogaメソッド。提唱するヨガクリエイターのayaさんに、美ボディのヒントを誌上レッスンしてもらいました!
心と体の美しさをつくる aya流の日常とマインド
ーーー女優やモデルをはじめ幅広い女性に支持され、「必ず変われる」という評判から人気講師として活躍中のayaさん。その秘密はまず、ヨガにコアトレ要素や有酸素運動をMIXしたアレンジにあります。
「ヨガはアウターよりもインナーマッスルを効果的に使うので代謝アップにつながり、体だけでなく心までヘルシーに導いてくれるところが魅力。私の指導ではさらに、体幹を意識して有酸素運動を繰り返すことで、全身の循環力が高まり、老廃物のデトックスを促したり、忙しいなかでも短時間で効果を得られやすいアレンジを加えています。私のクラスはヨガ未経験の方も多いですが、レッスン後のスッキリ感が大きいと、楽しんでもらえていてうれしいです」
ーーー脂肪燃焼やデトックス効果を高めたayayogaの原点は、自身も以前にヨガと出会って20キロ近い減量に成功した経験だそう。
「20年ほど前、アメリカへ留学していた頃に太ってしまい、そんなとき交通事故にあって脳挫傷とむち打ちを負ったんです。そこでリハビリも兼ねて薦められたのがヨガ。行っているうちに気づいたら3キロくらい体重に変化があり『もっと変われるかも!』とスイッチが入って、1年で20キロくらい減量できたんです」
ーーーそんな自身の経験から、やせたいと悩む生徒さんの心に寄り添いながら指導するayaさん。そこで大切なのは、ダイエットを楽しむマインドセットだといいます。
「毎日このくらい、これをしなくちゃって自分にノルマを課してしまうと、そのとおりに『できなかった自分』に落ち込んで、やる気が失せてしまうんです。なのでもっと気楽に、やりたいときに好きなポーズから楽しんで、本当は1カ月で3キロやせたくても、期間を3カ月くらいにしたり、日常でちょっと気をつけるだけでも全然違うと思うんです。私は日中レッスン指導をしていて運動量は多いのですが、自宅には必要がないため椅子を置いていなくて、食事や用事もだいたい立ってすませます。そうするとソファでダラダラ過ごすこともなく、疲れたら早めにベッドに入るなど、生活にメリハリが出ます。リラックスする時間も大切なので、1日2回はのんびり愛犬と散歩して心をゆるめたり、定期的に那須の大自然の中で障害馬術を習ったりも」
ーーー食事は野菜中心に、タンパク質は魚や大豆食品で。健康や代謝のために腸活も心掛けているそう。
「朝は甘酒を飲んで麹菌をとったり、納豆などの発酵食品も頻繁に。キャベツの千切りにお酢とアマニ油と塩少々を混ぜて1日キャベツ半玉分は食べます(笑)。食べたいものを食べて『太れる』ってある意味幸せなことだと思うんです。食べられることに感謝して、もし太ったことをストレスに感じたなら、今度は代謝を上げることを楽しんでいけばいい。そんな心構えで取り入れてもらえたらうれしいですね」
眠っている代謝力を上げるメソッド
代謝をアップするには、肩の力は抜き、お腹と全身を上下に引き合いしっかり筋肉を使っている意識が大切です。
片足の下向きの犬のポーズ 踏み込みアレンジで、逆転からローランジへ体幹と下半身の筋力を強化
逆転&股関節ほぐしで全身の巡りを高めながら、体幹と下半身を使って強化。脚を下ろすとき、勢いに任せて腹筋をゆるめないことがポイント。
やり方
①四つん這いからお尻を持ち上げ、ダウンドッグに。吸いながら左脚を高く持ち上げ、胸・お腹・鼠蹊部・脚をストレッチ。高さは上げられる位置でOK。
②吐きながら左足を左手の外側につき、左足先も外向きに。勢いではなく、腹筋を使って左足を下ろして。
③重心を落とし、左の腿裏とかかとを近づけて鼠蹊部や腿裏をストレッチ。3往復したら、右脚も同様に。
1ポーズが終わったら、エクステンドチャイルドポーズで伸ばす
一つのポーズ終わったら伸縮した筋肉を伸ばします。正座からつま先を立て、両手を床に伸ばし、かかととお尻を近づけて5呼吸。
教えてくれたのは…aya先生
ヨガスタジオ「syaraaya」主宰。著書に『一気にくびれる背中革命』『自己肯定ヨガ』(ともに主婦の友社)などがあり、幅広い年代層の女性から支持されている。
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