前日の夕食のおかずでずるく賢く代謝アップ!痩せる朝ごはん【トップアスリート専属管理栄養士監修】
おはようございます。「頑張らない食トレ」をご紹介しています、管理栄養士の石松佑梨です。ずるく代謝アップするためには、夕食の残り物を上手に活用した朝食づくりがおすすめです。「夕食アレンジ朝食」は、時短!健康!おいしい!を全部叶えてくれますよ。
夏はラクラク、冷やしおでん
この時期におすすめしたい夕食メニューが冷やしおでんです。その名の通り、いつものおでんを冷蔵庫で冷やしただけの料理です。ちくわや厚揚げ、がんもどき、こんにゃく、ゆでたまごのような定番おでんだねの他、トマトやオクラ、とうもろこしなどの夏野菜もよく合います。具材をあまり選ばないのも嬉しい点です。
ここでは、夕食の残ったおでんで作るパパッと朝茶漬けをご紹介します。もちろん代謝アップ要素もしっかり取り入れていきます。
夕食の冷やしおでんで作る、パパッと朝茶漬け
朝食作りには5分もかかりません。お茶碗にごはんとおでんの具材を乗せ、おでんのだしをかけるだけ! 温め不要なので時間のない朝でもパパッと作れて、食欲のない朝も冷たいだしとともにサラサラ食べられます。冷たいものが苦手な方はレンジで軽く温めましょう。少し温めるだけでも胃腸の負担を減らすことができます。
ここでは、パパッと作れる代謝アップのだし茶漬けを2つご紹介します。
おでん豆腐のだし茶漬け
豆腐を買うときに、木綿と絹のどちらを買うか迷ったことがある方も多いのではないでしょうか? 味噌汁には絹がいいけど、麻婆豆腐には木綿がいい、冷奴には…と料理によっても個人の好みによっても選び方は様々ですが、これからは栄養価の違いも選び方に取り入れてみませんか?
木綿豆腐と絹ごし豆腐は作り方が違います。豆乳ににがりなどの凝固剤を加えて固めたものが絹ごし豆腐。これに圧力をかけて水分をぬいたものが木綿豆腐です。つまり、木綿豆腐は絹ごし豆腐よりも水分が少ない分、大豆由来のタンパク質やカルシウム、食物繊維を多く含んでいます。
タンパク質は筋肉や骨、毛髪、爪、皮膚の他、血液や酵素、ホルモンなどの材料で、私たちが生きるためには欠かせません。タンパク質不足は顕著に代謝を下げてしまいます。
タンパク質が不足しがちな方は、ぜひ木綿豆腐を選んでみましょう。
おでんたまごのだし茶漬け
冷やしおでんに半熟たまごを入れて一晩置いておくと、おいしい出汁たまごができます。冷たいおでんのいいところが、固ゆでではなく半熟たまごのおでんも作れる点です。(→キレイNo.1たまご料理は、連載第一回目の記事をご覧下さい)
おすすめの「代謝アップトッピング」は七味唐辛子です。七味唐辛子には、体温を上げて活動モードに切り替えてくれる唐辛子や、代謝を高めてくれるマグネシウムが豊富なあおさ、ストレスを和らげてくれる柑橘皮の香りや、細胞を元気にしてくれるビタミンEが豊富なごまがブレンドされており、それらは健やかな代謝をサポートしてくれます。
今回のまとめです!
ラクラク朝食で痩せるためには「いかにして朝食でタンパク質をきちんととるか」がカギを握ります。そして、ずるく賢く代謝アップするためには夕食の残り物を上手に活用していくのがオススメです。
今日も美味しく食べて、しっかり燃える1日となりますように。
AUTHOR
石松佑梨
サッカー日本代表選手をはじめ、世界で活躍するトップアスリートたちの専属管理栄養士として従事。のべ2万人以上に提供してきた「頑張らない食トレ」を武器に、近年は企業の健康経営や地域創生も展開する。幼い頃から「おいしい」への執着心が人一倍強く、おいしく健康に食べるための「ずるい栄養学」で、誰もがおいしく食べて健康になれる社会を目指している。著書に『過去最高のコンディションが続く 最強のパーソナルカレー』(かんき出版)がある。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く