（チェック付）あなたの女神タイプは？アーユルヴェーダベストセラー著者に学ぶ【女神エネルギー診断】

アーユルヴェーダを学ぶには、アメリカでは情報に限りがあると感じたケタビはインドに向かい、デリー郊外のアーユルヴェーダの学校に入学した。半分はインドの血が流れているペルシャ系アメリカ人の彼女は、常にインドやその文化との深いつながりを感じていた。それから２年間、彼女はアーユルヴェーダ哲学に没頭し、それを現代人向けに改訂する方法を考え始めた。たとえば伝統的なアーユルヴェーダではローフードを禁じる。古代インドでの汚染された土壌や冷蔵手段がなかったことを考えれば、それは理にかなっている、と彼女は言う。だが現代の栄養学では新鮮な生の果物や野菜が推奨されているから、彼女は現代に合わせてレシピを書きかえた。

インドでアーユルヴェーダの勉強に励みながら、ケタビは女神リトリートを主宰し始めた（詳細は次ページの「自分の内なる『女神エネルギー』は？」を参照）。彼女はペルシャとインドの神々のイメージに囲まれながら育ったものの、ヨガの練習とインド旅行をきっかけに、ヒンドゥー教とヴェーダの女神について深く学びたいと思うようになった。私がこの記事を書いている間、ケタビはロサンゼルスで「ローズ・ゴールド・ゴッデス」の立ち上げを祝うパーティーの準備をしていた。これはスピリチュアルな女性たちがつながり、会話をし、交流会を計画したり、世界中の文化の女神のアーキタイプ（元型）を探求するためのオンラインプラットフォームだ。
メンバーたちは、月ごとに選ばれる女神に関連したヨガや儀式、瞑想、音楽、マントラ、ムドラ、日記を書くヒントなどを網羅した、マンスリー・ゴッデス・ガイドにアクセスできる。彼女は私に、イベントのために女神の格好をしたショートビデオを送ってくれた。その顔には悪の勢力を破壊するヒンドゥー教の女神カーリーのようなメイクアップが施されていた。

インド神話を利用していると批判されることについてたずねると、彼女はまったくく動じずに自信に満ちた様子で「一神教の信者は、女神について話せないの？」と巧みに返してきた。「女神はあらゆる宗教と文化において常に存在してきたわ。誰もが近づける普遍的なアーキタイプよ」私たちはランチを食べ終えると、昔からの友達のように彼女のリビングルームに移った。「私たちはみんな人間なのよ」と彼女は言った。「それなのに、ある人たちは類似点よりも違いにばかり目を向けている」

「ローズ・ゴールド・ゴッデス」が始まってからひと月ほどたった９月の雲ひとつない金曜日、私は再びケタビの家を訪れた。今月祝福する女神として彼女が選んだのは、知識、音楽、芸術、自然の女神サラスワティだった。ケタビはセレモニーや、神聖な女性性、創造性、そしてもちろんサラスワティを称える儀式を行うために、自宅で友人同士の小さな集まりを催した。
私たちは太陽の光がさんさんと降り注ぐリビングルームに集まった。ケタビは一人ひとりを一本のバラで祝福した。この花は「美しさ、優雅さ、強さ、知恵」の象徴だと彼女は言った。さらに「バラを軽々しく扱うべきではないわ。自分の所有物にはできない。バラにはとげがあって、反撃できるの。この花は今ここにいるみんなを象徴しているのよ。トランプが率いるアメリカで#MeToo運動に声をあげましょう。私たちは女性として美しさや自分という人間すべてを共有したいのに、それは危険だと思わせる闇がこの社会にはある」。それでも私たちは地域の女性を支援し、プライベートでも仕事でも成功しながら、今ここにいる。それはなぜ？と彼女は皆に問いかけてから答えた。「私たちがバラだからよ」

女神のアーキタイプについてさらに知りたい場合は、次のページのクイズを試してみよう。サハラのオラクルカードやガイドブック『A Yogic Path』も参照するといいだろう。