「おうち和食」をきっかけに考えたこと|遠くへ行かずに自分の世界を広げる方法とは
あなたは、今の自分が好きですか?「もう少し痩せたら好きになれる」「もう少し胸が大きかったら...」そんなふうに、今の自分ではない"理想の自分"ばかり追い求めて、理想と違う"現実の自分"を傷つけていませんか? 「ボディポジティブ」とは、ありのままの自分の体型や外見を受け入れようというもの。欧米を中心に世界的な盛り上がりを見せています。「痩せていた頃の自分より、今の自分が好き!」そんな吉野さんが考える「ボディポジティブな生き方」とは。
昨年から続くコロナ渦。行動範囲が狭くなってしまい、何だか生活に新鮮味がない!という方もいるのではないでしょうか。私も大好きな旅行が出来なくてウズウズします!
でも、無理に遠くへ行ったりしなくても、実は私たちの身近には、まだ知らない刺激的なことがたくさんあります。
最近私は、自宅では和食中心の料理を作るようになりました。
きっかけは、数ヶ月前に同棲中のパートナーが怪我をして自宅療養することになり、散歩や外食に行くことも出来なくなった状況で、日々の楽しみでもある食事を見直してみようと思ったから。
それまでも、自分なりにバランスよく食べるようには心がけていましたが、料理をするときは使い慣れた食材でバリエーションが偏ってしまうことも多々あり、何となくルーティーンを感じていたのです。
そこで、栄養があって体に優しい食材を調べていくうちに、『まごわやさしい』和食材を中心に、ご飯とお味噌汁、タンパク質と野菜の副菜などを組み合わせていったところ、視覚的にも楽しく栄養バランスもとれて美味しい定食風の食事にたどり着きました。
※まごわやさしい食材
◎ま・・・豆類
◎ご・・・ごまなど
◎わ・・・わかめなど
◎や・・・野菜
◎さ・・・魚
◎し・・・しいたけなどのキノコ類
◎い・・・芋類
これまでは和食というと、何となく手間がかかるイメージがあったのですが、それまで知らなかっただけで、実はレンジを活用して時短で作れる&作り置き出来るものがたくさんありました。例えば、お惣菜としてよくある『ほうれん草の胡麻和え』は、鍋でほうれん草を茹でて、水にさらして、水気を切ってから包丁で切って...など、面倒なイメージがあったのですが、調べてみると、わざわざ茹でずに電子レンジで簡単に作れる方法があったのです。
また、根菜類の野菜に関しても「皮をむくのが面倒だなぁ」と思っていたのですが、ニンジンやダイコンなど、実はよく洗えば皮付きのまま使える調理方法があることに気づきました。特に味噌汁や煮物に皮付きのまま入れるニンジンは、ホッとする美味しさ。乱切りにすることで歯応えもあり、より甘みも感じられます。
時間があるときは、スーパーではなく、八百屋さんやお豆腐屋さんなど個人商店に行くようにもなりました。個人商店で買う野菜やお豆腐ならではの『個性』と、店主の方との些細なコミュニケーションに心地良さを感じるからです。
スーパーの場合は、店頭にあるPOPやラジカセスピーカーなどで商品の良さを伝えていますが、個人商店の場合は店主直々に「そのミカンね、形はあまりよくないけど、すごく甘くて美味しいよ」などと教えてくれる予測不可能な会話が面白いのです。
「試しに買ってみようかな?」と思えますし、もし美味しかったら次に行った時に「この間買ったあれ、美味しかったです」という会話も出来ます。
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