【あなたを苦しめるものの正体】「誰かに何か嫌なことを言われた」と傷ついた時に考えたい視点とは

Nao Yoshino

【あなたを苦しめるものの正体】「誰かに何か嫌なことを言われた」と傷ついた時に考えたい視点とは

吉野なお
吉野なお
2021-01-30

あなたは、今の自分が好きですか?「もう少し痩せたら好きになれる」「もう少し胸が大きかったら...」そんなふうに、今の自分ではない"理想の自分"ばかり追い求めて、理想と違う"現実の自分"を傷つけていませんか? 「ボディポジティブ」とは、ありのままの自分の体型や外見を受け入れようというもの。欧米を中心に世界的な盛り上がりを見せています。「痩せていた頃の自分より、今の自分が好き!」そんな吉野さんが考える「ボディポジティブな生き方」とは。

私は今、パートナーと二人で一緒に暮らしています。彼と今の家に引っ越ししてきて、新しくカーテンを買おうと思ったときに起きた出来事です。

インターネットでカーテンを探していた私が見つけたのは、イエローが基調の、おしゃれな北欧風カーテン。さっそくパートナーに「このカーテンはどう?華やかで部屋が明るく見えそうだし、おしゃれなデザインで素敵じゃない?」と提案してみました。

すると彼の反応は「うーん...いいけど...」と、イマイチ。『あれ?こんな素敵なカーテンなのに、何でだろう?』と思ったとき、私はハッとしました。

「このカーテン、何色に見える?」と聞くと、彼は「緑色に見える、カーテンとしては僕はあまり好きな色じゃない....」と答えました。私には『イエローに見えていた』カーテンが、色覚異常(※)のある彼には実は『緑色に見えていた』のです。

※色覚異常とは、色覚正常者と色が違って見える特徴のこと。人によってその特徴は様々ですが、彼が苦手とする色は、イエローや黄緑、エメラルドグリーン、ショッキングピンクなどの色。それらは色覚正常の私が見える色と、少し違った色に見えるようなのです。(ただし、トーンの違いなのか、イエローでも例えばピカチュウならきちんとイエローに見えているようです)

そのことに気づいた私は、「あぁ、なるほど!ごめんごめん、じゃあ別のカーテンにしよう」と言いました。彼は「うーん、でも君が好きならこのカーテンでもいいよ」と言ってくれましたが、同じ色で見えていないというのは何だか寂しいですし、カーテンは部屋の面積の大きな割合を締めるアイテム。私は素敵だなと思っていても、彼の日常の中でストレスになってしまう色だったら、リラックスできないかもしれません。

結局は私が提案したイエローのカーテンは諦め、相談しながら彼の苦手な色を避け、私と彼が同じ色に見えて、お互いが納得のいく全く別のカーテンを買うことで解決しました。

なぜこの話をしたかと言うと、最近読んだ認知行動療法に本の中に『事実と主観は異なる』ということが書いてあり、まさにそのカーテンの顛末が表していたもの同じだと思ったからです。

私にも経験があるのでわかるのですが、物事をネガティブに考えてしまいがちな人に、例えばこんな経験はないでしょうか?

オフィスワーカーのあなたは、忙しい合間をぬってデスクでちょっとブレイクタイム。日々の楽しみにしていたおやつを食べていました。すると同僚のAさんがやってきて「◯◯さんって、ほんとお菓子が好きですよね」と言って去っていきました。するとついつい、「私が食べ過ぎってこと?」「私が太ってるから?」「そんなに食べて太るぞって言いたいの?」などと考えてしまい、楽しみにしていたおやつタイムが何だかネガティブに。その日の夕飯は何となくご飯を抜いてしまい、次の日からは会社でおやつを食べるのを辞めてしまいました。楽しみだったブレイクタイムがなくなったあなたは、以前よりもストレスが溜まりやすくなり、お菓子を見るとAさんに言われたことを思い出してしまうようになりました。さらに会社で我慢している分、その反動で家ではドカ食いをするようになり、そんな自分に嫌気がさしてしまうようになりました。同僚Aさんからのたった一言がきっかけで、ネガティブなループに陥ってしまったのです。

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