「おうち和食」をきっかけに考えたこと|遠くへ行かずに自分の世界を広げる方法とは

 「おうち和食」をきっかけに考えたこと|遠くへ行かずに自分の世界を広げる方法とは
吉野なお
吉野なお
2021-02-24
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料理しながら、食事しながら、その食材を買った時のバックグラウンドを思い出すことで更に食べ物に対するイメージもより良いものになっていきました。

また、これまで自分で調理したことのなかった食材にも挑戦しています。例えば、旬の野菜や海鮮、珍しいフルーツなど。レストランなどで口にした経験がある食材でも、調理方法をよく知らなかったものもたくさんあります。

今はどんな食材でも、インターネットでレシピ検索が出来る時代。失敗しても良い範囲で新しいことを試してみることは、安心感がありつつも、とても刺激的です。 

何か新しいことをやりたいな!という時、まとまったお金をかけてレッスンを受講したり新しい資格をとることももちろん素敵ですが、私が料理や食材を通して得た知識や経験のように、アイデア次第で身近な世界がグッと変わることもあるのではないでしょうか。

例えば、家の近所でまだ通ったことのない道だけを歩いてみたり、毎日ノートに自分の気持ちを書き出して俯瞰してみたり、いらない衣服を整理して寄付してみたり、献血に行ってみたり、出かけたときはマスクの下でこっそり口角を上げる練習をしてみたり...新しい経験への入り口はあちこちにあります。

ふと始めた行動が、見知らぬ自分の可能性を広げることに繋がるかもしれません。あるいは「やっぱりこれは自分には合わなかった」と元いたところに戻ることもあると思いますが、結果がどうあれ新しいことを経験すると、人間の脳はより活性化され、記憶力や判断力がアップすると言われています。

なかなか人に会えず、大きな行動がとりづらく、思い通りに行かないことが多いように見える状況下ですが、そんな今だからこそ、自分の中の世界や領域を広げる実験が出来るのかもしれません。

ライター/吉野なお(Nao)
プラスサイズモデル。雑誌『ラ・ファーファ(発行:文友舎)』などでモデル活動をしながら、摂食障害の経験をもとに講演活動やワークショップなども行っている。
 

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