なぜ人は「大多数の意見」に流されるのか|「みんながやっているから」が口癖の人が持っておきたい視点

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なぜ人は「大多数の意見」に流されるのか|「みんながやっているから」が口癖の人が持っておきたい視点

南 舞
南 舞
2020-11-16

「みんながやっているから」「みんなが良いって言うから」といった理由で物事の選択を決定しがちではありませんか?その心理状態を臨床心理士である筆者が解説します。

なぜ人は大多数の意見に流れるのか

【認知バイアス】という言葉を聞いたことがありますか?これは認知心理学の中で扱われる理論であり、人が陥りやすい思考のエラーのこと。認知バイアスにも様々なものがありますが、その代表的なもののひとつが【バンドワゴン効果】です。これは、物事を決定する上で、多数の人が正しいを思っていることを正しいと判断してしまうというもの。私たちの日常生活でも気づかないうちに行っていることが多くあります。例えば、

・大手グルメ口コミサイトで評価の高いお店にいく

・SNSでインフルエンサーが勧めているものを買いたくなる

・流行と呼ばれているファッションを身につけたくなる

・モテる人が気になる・あるいは好きになる

・『〇〇ランキング1位獲得!』という文言につい反応してしまう

など、実に様々な場面でバンドワゴン効果が起きていることが分かります。バンドワゴン効果が働く心理としては、『みんなと同じということで安心感を得たい』『選択を間違えて恥ずかしい思いをしたくない』などが挙げられるでしょう。もともと人は集団の中で生きていく生き物なので、集団から外れてしまうことに、不安や抵抗感を覚るのかもしれません。

大多数の意見が正しいとは限らない?

しかし、大多数の意見が正しいのか?というと、必ずしもそうとも限りません。例えば、

・行列ができると有名な飲食店であっても「私の口には合わないかも」と感じる

・周囲からは人気の先生と聞いていて、実際会ってみたら「何か違うかも」と感じる

・友人に勧められて使ってみたコスメが自分には合わなかった

なんてこともありますよね。でもそれは間違いではありませんし「私の感覚がおかしいの?」と思う必要もありません。「たまたま自分には合わなかった」というそれだけのこと。また、バンドワゴン効果はある程度作為的に作り出すことができるため、それが正しいのかというと、実はそうでないという場合もあります。

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