なぜ人は「大多数の意見」に流されるのか|「みんながやっているから」が口癖の人が持っておきたい視点

 なぜ人は「大多数の意見」に流されるのか|「みんながやっているから」が口癖の人が持っておきたい視点
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南 舞
南 舞
2020-11-16
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大多数を目の前にして、私たちが持っておきたい視点とは?

「自分はどう思う?」と問うてみる

大多数の人が良いと思うことが自分にとっても合うことならそれでよし。しかし「ちょっと違うかも」と感じるなら、その気持ちを無視しないこと。自分の中でのそういった感覚はある程度の経験を通して起こっているので、意外と間違っていないもの。また、思いきって周囲に話してみたら「実は私もそう思っていた」なんてこともあるかもしれません。

複数の思考を持つ

「AもあるけどBはどうか」「こういう考えもあるかも」など複数の価値観、思考を持つよう心がけてみましょう。「これが正しいに違いない」「これしかあり得ない」といった偏った考え方(べき思考・白黒思考など)は、時に真実を歪めてしまうこともあります。

こうした視点を養っていくためには、ある程度練習が必要。そのひとつとして、筆者はヨガを提案したいと思います。ヨガを通して呼吸の状態や身体の感覚に意識を向けられるようになっていくと、そこから「どうしたら心地よくなるか」「なぜこういう状態になっているのか」という自分に対する興味、自分との対話が生まれていきます。こういった作業の繰り返しをすることが、自分の価値観や思考を生み出していくのだと思います。もし、「自分の考えってどう持ったら良い?」「周りに合わせないことに抵抗感がある」と感じる方は、ぜひ日々の生活にヨガを取り入れてみてはどうでしょうか。

ライター/南 舞

臨床心理士。岩手県出身。多感な思春期時代に臨床心理学の存在を知り、カウンセラーになることを決意。大学と大学院にて臨床心理学を専攻し、卒業後「臨床心理士」を取得。学生時代に趣味で始めたヨガだったが、周りと比べず自分と向き合っていくヨガの姿勢に、カウンセリングと近いものを感じ、ヨガ講師になることを決意。現在は臨床心理士としてカウンセリングをする傍ら、ヨガ講師としても活動している。

Instagram: @maiminami831

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