ブラジルの"黄金の草"で作られるジュエリー「Coloridas」が真にサステナブルと言える理由
サステナブルな素材をサステナブルな方法で製品化
ブラジルでは古くから、先住民により黄金の草を使ったかごなどが編まれていました。現在ではかごや小物入れ、アクセサリーが編まれています。すでにアクセサリーは製作されているのですが、大きすぎたり、作りが粗かったり、アクセサリーの金属パーツがいいものがなかったりするので、コロリーダスでは商品を企画し、日本の優れたパーツやフェアトレードのパーツとコラボレーションし、日本のファッションに合わせたデザインにして、現地の職人さんに黄金の草を編んでもらっています。それは、大自然に暮らす現地の職人さんたちが、持続可能な方法で生活している、そんな暮らしが続いて欲しい、残していかなければいけないという想いからだそう。「素材がサステナブルなだけでなく、サステナブルな方法で取り扱っているからこそ、真にサステナブルと言えると考えます」と、Yasukoさん。そんなストーリーがあるアクセサリーだから「ビオジュエリー」と名付けられているのです。
ビオジュエリーの魅力
カッピンドウラードで作られるビオジュエリーは、草なのでとても軽く、ピアスなら片耳3g程度だそう。大ぶりのアクセサリーをつけたいけれど重いタイプは苦手という人にもぴったりです。また、肌に触れる部分が植物と編んでいるナイロンの糸のため、金属アレルギーの人も安心してつけられます。ピアスフックはシルバー925に、ニッケルフリーで18金メッキが施され、チタンポストへの変更にも対応してもらえます。ほぼすべてのデザインがイヤリングでも展開されているので、ピアスの穴がない人でも大丈夫。軽くて耳が痛くならないので、イヤリング派の人は、よりうれしいですね。
日本人のファッションに合わせやすいデザインが出来上がるまで、現地の職人さんにサイズやバランスを伝えることに最初は苦労した、とYasukoさん。伝えたものと違うサイズが届いたときは、現地の職人さんの一生懸命な想いが込められているので、届いたものをどう生かすか考えて返品は一切しなかったと言います。今では、やり取りはかなりスムースになり、モチーフは現地の職人さんに作ってもらい、最終工程は日本の職人さんが行っているそう。黄金の草の良さを引き出し、価値を見出すにはどうしたらいいか常に考え、デザイナーさんとのコラボや、日本の伝統工芸とコラボなど、可能性を模索中。黄金の草のやさしい上品なゴールドの輝きは和装にもとても合うので、今後は、和装用のアイテムの開発も考えているそう。ビオジュエリーの世界観がより広がりますね。
コロリーダスとしては、今後ビオジュエリーのほかに、ブラジルのレースやフォークアート、コロナ禍で影響を受けているレース編み職人さんたちの力になれるよう日本人向けにデザインした手編みレースを取り入れたブラウスのクラウドファンディングも準備中。日本から一番遠いブラジルの魅力を今後も届けてくれそうです。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。
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