「女性だから/男性だから」は"当たり前"じゃない!今改めて考えたいフェミニズム

 「女性だから/男性だから」は"当たり前"じゃない!今改めて考えたいフェミニズム
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選択は自由

数年前から海外セレブの間で、ムダ毛を剃らないというフェミニズムムーブメントが起こっています。”女性だから”ムダ毛を剃らなくてはいけないという考え方から解放され、一人の人間として自然体に自由に生きていくという選択をSNSを中心に拡散しているセレブリティーの生き方は、多くの女性に勇気を与えていると言われています。もちろんムダ毛を剃ると言う選択をしたからと言って、それはフェミニズムに反することではありません。選択の自由を性別によって、判断しないことがフェミニズムなのです。

女性だからと言って、ハイヒールを履く必要はない。

女性も、筋トレして筋肉をつける。

男性も、メイクをするし、ムダ毛を処理する。

男性も、ヨガをする。

性別に関わらず、選択は一人の人間として自由を与えることがフェミニズム。そして、フェミニストには「これがフェミニスト」という典型はありません。全て自由なのです。

ポテンシャルで選ばれる

「女性だから」「男性だから」という理由で、社会的地位や役職などは選ばれません。

女性だから、事務職。

男性だから、管理職。

給料格差や、役職などはよく、男女平等で訴えられる代表ではありますが、その差があることは性別が理由ではなく、その人の持っているポテンシャルで判断すべきことであり、性別は本来は関係ありません。

Women Supporting Women

Raamin ka
Photo by Raamin ka on Unsplash

欧米などの先進国では著名な方を中心に若い人から年配の人までフェミニズムを支持する人が増えている一方で、世の中にはまだまだフェミニズムが浸透していない国々が多々あります。

女性だから、学校に行く必要がない。

女性だから、10代で結婚をする。

女性だから、家にいなくてはいけない。

女性は、黙っていなくてはいけない。

インスタグラムを利用している方であれば、 #challengeaccepted というハッシュタグのつけられた女性のモノクロ写真を目にする機会がここ過去数週間あったかもしれません。これらは中東の国トルコの女性たちが直面する辛い現状にスポットライトを当てたキャンペーン。現在、SNSで拡散されるにつれて本来のメッセージが抜け落ちていることが危惧されています。もし、あなたがこのキャンペーンをサポートするのであれば、まずトルコの女性が対面している事実について学びましょう。

性別に上下はなく、人間同士、尊重しあえる環境に少しずつ変わっていけるように、まずは自分の周りに溢れている性別による不平等や不釣り合いに気づいて下さい。無関心、無頓着でいるよりも、それに対して「それは違う」と自分の意見が言える人が増えることで世の中が変化していくのではないでしょうか。

ライター/桑子麻衣子

シンガポール在住8年のライター/Webクリエイター/ヨガインストラクター(全米ヨガアライアンスRYT200保持)。3歳の娘Emmaと夫と3人暮らし。妊娠、出産、育児を経験しヨガを深めたいとインスタクターの資格を取得。Webメディアを中心に記事を執筆しながら、人にも地球にも優しいサステイナブル(持続可能)な暮らしの実践を目指すウェブメディア「House of Emma」を運営。ヨガの教えに基づいた「誰でもどこでもできる」をキーワードに、それぞれの暮らしに寄り添ったエコフレンドリーなファッション、ビューティー、ライフスタイル、ヘルスケア、旅行の提案をしている。 House of Emma: https://house-of-emma.com/

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