"劣等感"との付き合い方を変えるたった1つの方法

 "劣等感"との付き合い方を変えるたった1つの方法
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南 舞
南 舞
2020-06-15

『〇〇がコンプレックスなんだよね』『コンプレックスを解消したい』など【コンプレックス】という言葉は日常生活でもよく使われますが、本当の意味を知っていますか?今回はコンプレックスを心理学の視点から掘り下げてお伝えしていきます。

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コンプレックスの本来の意味とは

コンプレックスと聞くと、『自分の嫌いな部分』『人と比べて劣っている部分』というイメージを持つ人が多いのではないでしょうか。しかし、心理学の中での【コンプレックス】は少し意味が違います。コンプレックスという言葉は、心理学者のユングがクライエントの心を分析する時の専門用語として使ったのが始まりで、ユングはコンプレックスのことを『複雑な気持ちの集まり』や『自分の行動に影響を与えている心のもやもや』と定義しました。英語の辞書でコンプレックスという言葉を調べても『複合の・合成の・複雑の』という意味が出てくるので、ユングのコンプレックス(記憶と感情が結びつく)はまさに辞書通りの意味。こうしてみると本来のコンプレックスとは決してマイナスな意味のものではなかったのです。日本でよく使われているコンプレックスは、『嫌われる勇気』で話題になったアルフレッド・アドラーが提唱した【劣等感コンプレックス】のことを指しています。アドラーがいう【劣等感コンプレックス】とは、自分をよく見せようとしたり、失敗して傷つくのを恐れたりと劣等感が原因となって起きる心のわだかまりのこと。本来、コンプレックスには様々な種類があって(マザーコンプレックス、ロリータコンプレックスなど)劣等感コンプレックスはそのひとつ。私たちが普段使う【コンプレックス】とは、劣等感コンプレックスのことなのです。

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