生理の気持ち悪さや痛み、我慢しないで!生理の不快を解消する海外発のフェムテックアイテム5選
月に一度やってくる生理。たった数日のことだから…と我慢していませんか?欧米で数年前から伸びているマーケットが「フェムテック(FemTech)」。海外で市場が急拡大している「フェムテック(FemTech)」。女性(Female)と技術(Technology)を掛け合わせた造語で、「テクノロジーの力で女性のヘルスケアやライフスタイルをサポートしよう」という発想から誕生しました。今回は海外発のフェムテックアイテムをご紹介。「生理が辛い…」という女性は是非参考にしてみて!
1. 生理用吸水ショーツ
ナプキンもタンポンも要らないショーツが「生理用吸水ショーツ」。ここ最近は、各国で様々な生理用ショーツが開発されていますが、その元祖となるのがアメリカ・ニューヨーク発祥の「Thinx(シンクス)」。創業者のインド人と日本人のハーフであるMaki Agrawal (マキ アグラワル)氏は生理用品を買う余裕のない貧困「Period Poverty(生理の貧困)」を救うことをミッションの一つとしてThinxを創業し、現在アメリカだけでなく世界中の女性を救っています。
「ナプキンもタンポンもつけないなんて、経血が漏れないの?」と心配になってしまう方もいるかもしれませんが、ご安心を。生地の構造は、湿気防止、防菌、吸収剤、漏れ防止となっているので安心して使用できます。ゼロウェストが実践できるためエココンシャスな方に人気の生理用品。
2. 月経カップ
フェムテック先進国の女性の多くは利用している「月経カップ」。日本でも徐々にエココンシャスな人(環境問題に関心のある人)の間では定番化してきましたよね。
月経カップとは生理用品の一つで、「生理カップ」「Diva Cup(ディーバ・カップ)」「Menstrual Cup(メンストゥアル・カップ)」など様々な呼ばれ方をしています。主にアメリカ、イギリス、カナダなどで製造・販売されていましたが、ここ最近ではエコ先進国として有名なオーストラリアやニュージーランドなどでもよく見かけるようになりました。
鈴の形をしている月経カップは、タンポンのように膣の中に入れて経血を腟内でためます。たまった経血は、月経カップを取り出して捨てます。タンポンとの違いは、月経カップを取り出したあとも、再度膣内に入れ繰り返し使用することができるということ。
月経カップは医療料シリコンでできているため、長いもので寿命は約10年!月経の度に毎回、使い捨てナプキンやタンポンを利用と比べるとゴミの量はもちろんのこと、経済的にもお得なことは間違いありませんよね。また、装着方法を間違えなければ漏れや匂いなども気になりません。メーカーや経血量にもよりますが、最大で12時間連続使用可能なものも。もちろんヨガの時も使用できます。
3. Livia(リビア)
生理痛が辛いという方におすすめなのが「Livia(リビア)」。薬を使わずに辛い生理痛から長時間解放してくれる画期的なフェムテックアイテムです。
生理痛で下腹部などに痛みを感じる際に働く感覚神経という神経があります。感覚神経には痛みを伝える線維と、触圧覚を伝える線維の2種類があり、どちらもT細胞と呼ばれるゲートを経由しているそう。伝達速度が早い触圧覚を伝える線維にLiviaで刺激を与えるとT細胞ゲートが閉じることができ、痛みを伝える働きがストップ。すると、生理痛の痛みを軽減または遮断してくれるのです。
辛い生理痛を緩和するために鎮痛剤を使ったりただただ我慢するという方も少くありませんが、Liviaを使用すれば生理時も快適に過ごすことができますね!
4. CORA(コラ)
アメリカで人気の「CORA(コラ)」は、生理用品の定期配送をしてくれるサブスクリプションサービス。月額8〜16ドルでタンポンの入ったボックスを届けてくれるサービスは、買い物が不便な地域に住む人はもちろん、コロナ禍を受けてますます需要が伸びていると言われています。また「CORA」はケニアやインドの女性支援団体と連携し、生理を通して社会貢献することも。
5. 月経ディスク
The Flex Company(ザ・フレックス・カンパニー)が開発した月経ディスク。これも月経カップ同様、タンポンに変わるフェムテックアイテム。医療現場で使用されている低アレルギー性の超うす型ゴム製のディスクは、子宮けい部と恥骨にディスクを引っかけることで経血をキャッチ。
ディスクは、体温で柔らかくなる仕組みになっており、それぞれの膣の形に合わせてに変形するため、着けている違和感がなく、月経カップ同様に経血の漏れも一切ない。ただし、使い捨てのため使用後は処理する必要があります。とは言え、タンポン約8~10本分の経血量をキープすることができるため、タンポンを使用するよりもエコロジーでエコノミー。また、フレックス着用したまま水泳も可能、そしてセックスも可能というのがフレックスの謳い文句でもあります。
いかがでしたか?みなさんが、これまで当たり前だった「生理の不快」を手放して、ブルーな期間を少しでも快適に過ごすことができますように!
ライター/桑子麻衣子
シンガポール在住8年のライター/Webクリエイター/ヨガインストラクター(全米ヨガアライアンスRYT200保持)。3歳の娘Emmaと夫と3人暮らし。妊娠、出産、育児を経験しヨガを深めたいとの思いからインストラクターの資格を取得。Webメディアを中心に記事を執筆しながら、人にも地球にも優しいサステナブル(持続可能)な暮らしの実践を目指すウェブメディア「House of Emma」を運営。ヨガの教えに基づいた「誰でもどこでもできる」をキーワードに、それぞれの暮らしに寄り添ったエコフレンドリーなファッション、ビューティー、ライフスタイル、ヘルスケア、旅行の提案をしている。
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