コロナ禍でのハワイ在住ヨガインストラクターの実情|二人のインストラクターにインタビュー
一時期は30%を超えていたハワイの失業率。今はビジネスも再開して22%にまで回復しましたが、観光業が再開されないうちはハワイの経済回復は見込めません。ハワイ在住の日本人には観光業に従事している人も多く、ヨガインストラクターも例外ではありません。ハワイで在住の日本人ヨガインストラクターには旅行者対象のクラスを担当していた人もたくさんいます。 コロナの前と後でハワイのヨガインストラクターの生活がどう変わったか、コロナ禍でのインストラクターがどの様な生活をしているか実情を紹介します。
<Mizuhoさんの場合>
ーーコロナ前はどんな生活でしたか?
2008年にハワイ移住し、ハワイ在住12年目のMizuhoさん。2010年にハワイでヨガのティーチャートレーニングを修了。その後はスタジオでのクラスを担当し、ティーチャートレーニングで通訳も経験。その後ヨガに続いてマッサージの資格も取得し、ヨガインストラクターとマッサージセラピストとしてのキャリアを築いてきました。
コロナ前まではワイキキにあるスパでマッサージセラピストとして働く傍ら、ビーチでのヨガクラスやプライベートヨガレッスンを教えたり、日本人対象のヨガティーチャートレーニングの講師をしたりしていました。
ーーロックダウンで受けた影響は?
コロナの感染が広がり始めたばかりの頃はどちらかというと楽観的で、どうせすぐ終息するだろうと思っていました。少しずつスローになっていく生活も、「自分のライフスタイルをリセットするのにもちょうどいいかな」という感覚でした。
3月半ばにはハワイがロックダウンに入り、職場のスパが閉鎖されることになりました。さらに観光客がハワイからいなくなり、ビーチや公園も立ち入り禁止になったため、事実上仕事を失いました。勤めていたスパが失業保険の対象だったため、失業保険を受給することとなりました。
アメリカの他の都市がロックダウンに入った時でも、まさかハワイがそうなると思っていなかったので、「ロックダウンに入った」ということ自体がある意味大きなショックでした。厳しい外出規制措置が取られ、息抜きにビーチに行くことや友達に会いに行くこともできなくなった上、多くのフライトがキャンセルされ、ハワイから出れなくなってしまったのが最初は大きなストレスでした。当初の予定から外出規制がどんどん延長されるにつれこれからどうなるんだろうと不安にも襲われていました。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く