ミニマリストになって変わったこと:お金の価値観はどう変化したか

 ミニマリストになって変わったこと:お金の価値観はどう変化したか
Maiko Kuwako
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将来への投資をするようになった

将来への投資。これは私だけでなく、娘、そして家族への投資。今だけでなく、将来に繋がる投資もまた価値のあるお金の使い方の一つです。

例えば、身近なところで言えば「食べ物」。

わたしたちの身体は食べているものからできている。すぐに結果は出なくても、何年か後に必ずその違いがあらわれます。高校時代から妊活をする直前まで続いた不摂生のせいで、わたしの妊活はなかなか思うようにいきませんでした。病気がちではないけれども、決してヘルシーではない身体の持ち主だったわたしを生んだのは間違いなく、それまでしてきた「不摂生な食事」が影響していたと思います。

インスタ映えするから特大のパフェを食べる。パンケーキを食べる。

美味しいということは否定できませんが、それが価値のあることだとは今の私は思いません。

その他にも「教育」や「資格」なども将来に繋がる投資は価値のあるお金の使い方だと思っています。

クレジットカードは使わなくなった

我が家は完全な現金主義。クレジットカードは、航空券を購入する時とインターネットでしか絶対に購入できないモノを買う以外は全く使いません。これは、ミニマリストになる前から徹底していること。

空マイラー・陸マイラーの方は、クレジットカードを上手に利用してマイルを貯めて、旅をしている方もいらっしゃいます。またお財布のミニマル化、東京オリンピックに向けて様々な店舗でもカード支払い可能になったことも影響して、現金を持たない主義の方も増えているようですが、これらは私たちには無理。

理由はとてもシンプル。自分がいくら使っているかということがよく分からなくなるから。そして、お金を使っている感覚がなくなるから。

カードの管理をしっかりできる人であればもちろん、クレジットカード支払いの方がお得であることは否めません。ポイントやマイルを貯めれば、現金や商品、航空券に換金できることができます。それでも、忙しい毎日の中で、逐一カードの管理をするって結構大変だと思います。

お金の使い方がヘルシーだと心もヘルシーに

世の中にはたくさんのミニマリストの方がいます。中には「モノを持たない暮らし」を楽しんでいる人や自給自足の生活を送っている人も。

私の中のミニマリストの定義は「自分にとって心地の良いモノに囲まれたシンプルな生活」。最低限のときめきを感じるモノに囲まれた生活を心がけていますがお金を使わないことはありません。むしろ、毎日お金は使っています。なので、もしかしたら人によっては「ミニマリストではないじゃん!」と思う方もいるかもしれません。

けれど、ミニマリストの定義は人それぞれで良いとも私は(勝手)に思っています。

総評してミニマリストになったことで、お金の無駄遣いがなくなりました。

無駄なものにお金を使わないので、節約をしているわけではないけれど家計は安定しています。貯金に手を出すこともなくなりました。

価値のあるものに対して支払うお金は家計にとっても私の精神的な部分にとってもヘルシーな影響をもたらしています。お金の使い方は私たちの生活の質を良くも悪くもするとても影響力の大きい習慣。だからこそ、とても気を使うべきことだと感じています。

ライター/桑子麻衣子
シンガポール在住8年のライター/Webクリエイター/ヨガインストラクター(全米ヨガアライアンスRYT200保持)。3歳の娘Emmaと夫と3人暮らし。妊娠、出産、育児を経験しヨガを深めたいとインスタクターの資格を取得。Webメディアを中心に記事を執筆しながら、人にも地球にも優しいサステイナブル(持続可能)な暮らしの実践を目指すウェブメディア「House of Emma」を運営。ヨガの教えに基づいた「誰でもどこでもできる」をキーワードに、それぞれの暮らしに寄り添ったエコフレンドリーなファッション、ビューティー、ライフスタイル、ヘルスケア、旅行の提案をしている。

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