フラれてつらい…を解決する！ ヨガ哲学のヒントとおすすめポーズ

【お悩み】好きな人にフラれてしまいました。一人になるのが怖いです。

「大好きだった人に勇気を振り絞って告白。結果は見事フラれてしまいました。一人でいると、言わなきゃよかったという後悔と、独りぼっちのさみしい気持ちでつらいです」

こんな時、ヨガ哲学ではどのように考えるのでしょうか？

【回答】他の誰かとつながれるチャンスと気持ちを切り替えて

好きだという気持ちを伝えたら断られてしまった……それはつらいですよね。だけど、どうしようもないのであれば、なるべく早く気持ちを切り替えて、その人の幸せを願いたいもの。

誰かのことを好きになったとき、はじめは「この人のために〇〇してあげたい」という純粋な気持ちだったものが、そのうち「〇〇してほしい」「〇〇してもらうのが普通」というふうに変わっていってしまう経験はありませんか？　これは、自分のエゴから生まれるもの。純粋にその人のことを大切に思うのなら、見返りは求めず、喜ばせたいという気持ちだけが深まるはずですから。まずは原点に戻って、好きな人に受け入れてほしかった気持ち、認めてほしかった自分の気持ちに気づきましょう。

「一人になるのが怖い」というのは、手放したくないという感情、ヨガ哲学でいうところの執着によるものです。人の心はタマスの状態になると、ハートがカチカチに固まってしまい、「この人がいないとダメだ」と思いがち。でもよく考えてみて。決して一人ではないですよ。誰かと別れてさみしくなれば、人は他の誰かとつながろうとするもの。新しい何かを受け入れる準備ができたと、捉えてみてください。

ヨガ哲学では、人はカルマに沿って運命が与えられていると考えられています。あなたに新しい素敵な出会いが訪れますように。

※カルマとは、過去（過去世）の行為がその後必ず自分に返ってくるということ。今世の全ては、過去のカルマによって作られているとされる。

【おすすめポーズ】ペアヨガまたはラクダのポーズをやってみよう

人のぬくもりを感じるというところでは、ペアヨガもおすすめですが、一人で行うものであれば、ラクダのポーズがおすすめです。新しい何かが来るのを受け入れる気持ちで、胸を大きく開いて天を仰ぎましょう。

教えてくれたのは…佐藤ゴウ先生

IHTA顧問、ヨガインストラクター。日本各地でクラスを担当。ヨガ哲学を伝え、心身の繊細な感覚を見つめる「感じるヨガ」を展開。各地でヨガイベントも行っている。

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