片想いを成就させよう♡「両想い」の可能性を高める心理学とは
今、片思いの相手はいますか?もし片思い中で「どうしたらよいのか…」と悩んでいるあなた。実は恋愛の成立は心理学的に説明できるのです。臨床心理士である筆者が恋の成就についてアドバイスします。
恋愛が成功している人たちの共通項は?
1.マッチング仮説
アメリカの心理学者であるバーシャイドらによると、人は自分に似た人をパートナーに選ぶ傾向にあると言われています。外側から見て分かりやすいルックスやファッションはもちろんですがそれだけではなく、趣味、育ってきた環境、学歴、価値観、宗教観、娯楽や態度なども含まれ、お互いに似たところが多い人と結びつきやすいことは【マッチング仮説】と呼ばれています。また、マッチング仮説では「自分よりも魅力がある人には拒否されるかも」という不安から、好きという気持ちよりも、告白して成功しそうな相手を選ぶというようなことも含まれるので、恋愛がうまく行っている人は、無意識に成功率の高い恋愛を選んでいる人も多いのかもしれません。
2.類似性の法則
出会った瞬間はお互いのことがあまり理解できていなくても、何かしらの類似点を見つけ、親近感が生まれ、距離が縮まっていくのが恋愛。これらは心理学では【類似性の法則】と言えるでしょう。類似性の法則には主に以下のような特徴があります。
・性格や趣味・興味・価値観が似ていると付き合いやすい
・自分と態度が似ていると相手の行動も予測できるのでストレスがない
・相手に無理に合わせようとせずに済むのでケンカをしなくて済む
恋愛がうまく行っている人たちは、こういったことができている場合が多いのでしょう。
恋愛を成就させるには?
とはいえ、やはり好きになった相手との恋を成就させたいと思うもの。どうにかして相手に良く思ってもらいたい、異性とうまくコミュニケーションできないと思っている人がいたら、以下のことを試してみるとうまくいくかも?
ミラーリング
意識して相手に雰囲気などを似せる方法を心理学では【ミラーリング】と言います。ミラーとは鏡のこと。つまり、鏡に映っているかのようにマネすることで「自分と同じ態度をする相手に好感を持つ」という心理現象が起きます。例えば、会話のスピードを相手に合わせてみる、相手の声のトーンを意識して話してみるなどは、意識しやすいでしょう。
自分を知る
恋愛となると「相手のことを知る」「相手の心理を探る」というようなことが注目されがちですが、一番大切なのは『自分がどんな人なのか』を知っておくこと。自分の興味のあること、許せない事、パートナーとの間で大事にしたい事など、自分の価値観を知っておくことでより自分に合うパートナーを選べる可能性に繋がるかもしれませんね。
ライター/南 舞
臨床心理士。岩手県出身。多感な思春期時代に臨床心理学の存在を知り、カウンセラーになることを決意。大学と大学院にて臨床心理学を専攻し、卒業後「臨床心理士」を取得。学生時代に趣味で始めたヨガだったが、周りと比べず自分と向き合っていくヨガの姿勢に、カウンセリングと近いものを感じ、ヨガ講師になることを決意。現在は臨床心理士としてカウンセリングをする傍ら、ヨガ講師としても活動している。Instagram: @maiminami831
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