自分の幸せを阻むのは…自分自身!困難に立ち向かう前にすべきこと6つ

 困難に立ち向かう前にすべきこと6つ
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4.疑いの心に注意しよう

疑いの心は、RAINの実践を妨げるだけでなく、自分の心が、静寂に満ちた真の拠りどころへとたどり着く道を阻む。「私は変わりっこない」「スピリチュアルなプラクティスは私には向いていない」などと信じ込んでしまうと、そこで歩みが止まってしまう。
たとえば、「これが私の価値観に見合った仕事なのか分からない」など、ある程度の疑いの気持ちを持つのは普通のことだ。また、このようなごく普通の疑いの心は、癒しを得るために現状を変えようと努力しながら、真実を知りたいと強く願うことから生まれてくる。だが、一方で害となるような疑いの心は、恐怖や嫌悪から生まれ出てくる。自分に備わっている潜在能力や自分の価値、また、他人の持つ価値観などに疑問を投げかける。
疑いの心が生じてきたときには、それを疑いとして認識はしても、対象の物事への批判はしないようにしよう。そうすることによって視野が広がり、明確な意識を保つことができる。疑う気持ちが執拗なときには、思いやりを持ってその気持ちをとらえると、内側の落ち着きが増してくる。疑いの気持ちによってコントロールされたり、気力を失くしたりせず、クリアで気づきある状態を呼び入れよう。

5.忍耐強くなろう

RAIN6つのキーポイント
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RAINは1回で終わることはめったにない。注意力と思いやりを持って、自分の中に染み付いた苦しみのパターンに幾度となく出合いながら、ステップを何度も繰り返さなくてはいけないこともある。
そのようなパターンに落ち着いた態度で向き合うごとに、真実への目覚めが近づいてくる。それまで思い込んでいた自分と本来の自己とを同一視することがなくなり、そのとき起きていることを客観視しながら、常に安いでいられる力が高まっていく。そして、慈しむ心を持ち続けながら、自分の拠りどころを忘れず、その場所を信頼することができるようになる。古びた条件の枠の中を繰り返し回り続けるのではなく、自由へと近づいていくのだ。

6.「ちょっとしたこと」からプラクティスを始めよう

普段なら反発を感じるような状況に出合うごとにRAINを実践していると、過去の経験からくる思いを現在と混同しない、クリアな意識へと目覚める力が高まってくる。同じことを繰り返し言う人への苛立ちや、並んで待っているときの落ち着かない気持ちなど、自分が不快に思う「ちょっとしたこと」は何なのかをはっきりさせてから、RAINの簡単なバージョン(一日の中で何度もひと呼吸し、自分が反発を感じる習慣に関心を持ち、そこに落ち着きをもたらす)を実践しよう。きっと人生がより自発的で自由なものになるだろう。

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Text by TARA BRACH
Translated by Yuko Altwasser
yoga Journal日本版Vol.35掲載



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