老年性うつは40代から予防できる|心を柔軟に整える6つの習慣とは

 老年性うつは40代から予防できる|心を柔軟に整える6つの習慣とは
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マインドを整える6つの習慣

前向きに変化に対応できるメンタルを養うために、40代から実践したいことをご紹介。山田先生が学んだヨガとアーユルヴェーダの知識、介護施設でシニアと接する中で感じたことをもとにピックアップしました。

1.悩みを溜めずセルフカウンセリングを行う

抱えているモヤモヤは心の老廃物となり未病の要因に。モヤモヤの原因となる出来事にどんな気持ちを抱いているか手帳に書き出し、心と徹底的に対話しましょう。さらに、ヨガ哲学の教えにあるヤマ・ニヤマの何に当てはめると解決するのか考えて。自分を客観視することで不要な気持ちに気付き手放せます。

ヤマ・ニヤマとは
ヨガの経典『ヨーガ・スートラ』に記載されている生きる上で守るべき指針。

2.一日の終わりに瞑想をする

瞑想には「精神を安定させる効果がある」と科学的に証明されています。リラックスできる環境で、あぐらをかいて目を瞑り、意識を集中させて。かつての後悔とこれからの不安を手放し今に集中すると心が軽くなります。

3.祈る

感謝や祈りは幸せホルモンと呼ばれるオキシトシンの分泌を促し、精神を安定させる効果が科学的にも証明されています。食材に対していただく前に御礼をする、寝る前に感謝したい3名を思い浮かべるなどでOK。

4.社会的な役割を持つ

自分の起こした行動を人に喜んでもらうと人が好きになり、交流が生まれ、生きる意欲や生活の充実度が向上。仕事や家事、ボランティア活動などを通して、社会における自分の役割を見つけて。

5.大きな視点を持つ

「すべては必然で魂の学びのために起こる」という視点を40代から持っておくと、頭では納得できないこと、理屈で割り切れないことに直面したときネガティブマインドに陥らずに済みます。自分の中の穏やかさを保つ視点を育んで。

大きな視点を育む山田いずみ先生のおすすめ本
インドの生命科学 アーユルヴェーダ』上馬場和夫・著
何があってもありがとう』鮫島純子・著

6.体を整える

心と体の働きは一体なので、アーマを溜めない暮らしを実践し体を整えることも忘れずに。

「私は、共感性を高め、うつを改善する効果があると言われている『慈悲の瞑想』を10年以上毎日実践しています。おかげで人を受け入れ許す気持ちが育まれ、対人ストレスが軽減しました。

上記のコンディショニング以外にも、夢中になれることを見つけたり、自分らしく生きることでネガティブマインドを寄せ付けにくくなります。心を整えて、年を重ねてもイキイキと過ごせる力を手に入れましょう!」(山田先生)

出典:厚生労働省「平成22年都道府県別生命表の概況」p18,20

教えてくれたのは…山田いずみ先生

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Photo by Kenji Yamada

インド政府公認ヨーガインストラクター、シニアヨガインストラクター、チェアヨガインストラクター、チョプラセンター認定瞑想ファシリテーター、マクロビオティックスクール・リマ師範科修了。自身の祖母が体操で元気になっていく姿を見てヨガインストラクターになる。 介護施設や公民館などで高齢者を対象にヨガを指導。自身も山梨県北杜市にて自然のリズムで暮らすホリスティックな生活を実践中。ヨガ以外にも、食養生、摘草料理、瞑想などの経験を、講座、ワークショップ、リトリートなどで人々に伝えている。

リトリート情報:2020年3月開催、八ヶ岳「ゆるふわごはんと癒しのお籠り会」申し込み受付中!

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Photos by Kenji Yamada
Text by Ai Kitabayashi



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