FOOD
40代から始めよう「介護されない体」を作る食習慣・食材の選び方
2000年にWHOが提唱した「健康寿命」とは、健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間のこと。これをのばすために「変化に柔軟な40代から介護予防に向けて暮らしを整えるべき」と話すのは、シニアヨガ講師として多くの高齢者と関わってきた山田いずみ先生。この企画では、具体的な実践方法や必要な知識をご紹介します。第2回のテーマは、介護されない体をつくる「食習慣」。
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病のもとを溜め込まない食生活とは
私たちは生活が忙しいと出来合いのお惣菜やインスタント食品に手が伸び、いつの間にか季節や土地に関係ない食材がメインの食事になりがちです。しかし本来は自然のものを食し、自然界のリズムで暮らすことが人に備わっている治癒力を高めると言われています。
「人間は自然界の一部なので、自然の摂理に近い形で生活するのが最も『健幸的』だと考えられ、それは食生活にもあてはまります。」(山田いずみ先生)
山田先生が参考にしているマクロビオティックが理想とするのは、身体と環境は切り離せない「身土不二(しんどふに)」の考え方に基づく、日本の気候風土で育った旬の食材を取り入れた食事。ですが、厳格になりすぎてストレスを感じるようでは本末転倒。
「都会では国産の旬の食材を選び、食べることを楽しめる範囲で実践してください。あとは、病のもとであるアーマを溜めないように腹八分目を心掛け、よく噛んで食べて。咀嚼により唾液と共に分泌される消化酵素のアミラーゼが消化吸収を促し、脳の活性化にもつながります。リラックスして楽しい気持ちで食べることも胃腸の血行を良くして消化力を高めます。」(山田先生)
一方、控えた方がベターな食品や食べ方もあります。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。
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