ストレスに折れない心と体を作るシンプルな方法

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ストレスに折れない心と体を作るシンプルな方法

ストレスや悩みなどによって、私たちの体は緊張し、呼吸は浅くなる。呼吸が浅くなることで血行が悪くなり、冷え性などの症状につながることもある。深い呼吸を身につけることは、ストレスを解消し、疲れにくい体を手に入れるための有効な方法のひとつだ。呼吸が浅いと感じたら、ぜひ「マントラ瞑想」を試してほしい。「マントラ瞑想」という言葉の響きから、なにか宗教儀式的な印象を受けるかもしれないが、まったくそんなことはない。

マントラ瞑想は難しくない。儀式的でもない。

マントラを使った瞑想とは、心の中で繰り返し唱える音によってマインドを落ち着けるというものだ。サンスクリット語「マントラ」を直訳した言葉はないが(manという音節は「考える」という意味)、ヨガに関する数多くの本を著し、カリフォルニア州オークランドのピードモント・ヨガのディレクターでもあるリチャード・ローゼンは、マントラを「思考を一点に集める道具」のようなものだと指摘する。

マントラとは

マントラは一文字、一単語、一文、あるいは複数の完全なセンテンスから成り立つ。ヨガの伝統では「オーム」という音を根源的なマントラとし、他のサンスクリット語のマントラはすべてここから生まれたと考える。ヨガの哲学では、あらゆる音は宇宙意識、あるいは宇宙の聖なる源から生じるとしている。マントラはこの源へと戻るように導いてくれるものだ。この源はまた自分自身の内側にも存在するという。「マントラを唱えることは、自分の中にある真我と宇宙意識は、ある意味で同じものだと教えてくれます」とローゼンは言う。 伝統的なマントラの練習で、もっとも重要なのは発音だ。また、マントラは秘密裡に師から弟子へ伝授されることが多かった。「伝統的なマントラには、特有のエネルギーを持つ響きがあり、それが伝わってマインドが集中するのです」とローゼンは言う。だが、効果があるのは、自分にとって意味のある言葉だけだと彼は付け加える。「無秩序な思考や感情をコントロールするために本当に大切なのは、マントラの音に集中し続ける能力です」

Text by Nora Isaacs
Translated by Yuko Artwasser
yoga Journal Vol.22掲載

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