300名以上のヨガ講師を輩出「先頭に立ち道を切り開く姿を見せたい」山下恵さんの転身ストーリー
――ヨガ講師を目指して養成コースに通う人たちにメッセージをお願いします。
最近は、マタニティ、キッズ、シニアなど養成コースのプログラムが細分化しています。先生は生徒さんの質問にオールマイティに答えなければと思い、様々なコースを受講して「武器」を増やそうとしがちです。そんな衝動にかられたら一度足を止めて、「自分は何をヨガで伝えたいのか」じっくり考えてみましょう。自分の軸を見極め、その軸を育てるための学びに時間をかけてください。広く浅い学びは、強い武器にはなりません。
――フリーランスのヨガインストラクターとして、今後の展望を教えてください。
今年になって半年間、夫と二人でカナダに滞在しました。カナダ人はオンとオフをしっかり切り替えて十分に休暇を取り、自分をもてなすこと、人生を楽しむことに長けているんですね。自分の時間を犠牲にしてまで働く日本人との生活意識の差を実感し、多忙な生活で疲れた心身をヨガとマッサージで癒し、時間を忘れてのんびり過ごせるリトリート施設を運営したいという夢が生まれました。その日のために食や栄養の勉強もして準備を進めていきたいです。
山下恵さん
大学卒業後、ブライダル関係の仕事に従事。ヨガと出会い人生の価値観を変化させ、人と人とを繋げていくヨガの力に魅せられヨガ講師に転身。YMCメディカルトレーナーズスクールにて指導者養成コースの講師を担当し、300名以上のヨガインストラクターを輩出。自身を変えたヨガを伝えながら学びを深める中でOdaka yogaに出会い、ロベルト・ミレッティ氏に師事。2014年Odaka yogaの指導者養成コース修了。現在は、フリーランスのヨガインストラクター兼タイヨガボディワークセラピストとして活動中。
撮影協力/BROWN Tables
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