踊るヨガとは?シャクティ・フローで自分を解き放とう
ホノルルで生まれたヨガスタイル、「シャクティ・フロー」とはどんなものかを、ホノルル在住のライター/ヨガインストラクターのジュリー・イエストが教えてくれます。
心を開放するヨガ、シャクティ・フロー
シャクティ・フローでは、一切の批判から解放された安全で安心できる環境で、まるでクラブで踊るような動きを存分に楽しめる。
ヨガは、ともすればストイックになりがちだ。ある一定の型や、決められたポーズのシークエンスに従うヨガの身体的実践は、一見するとポーズをホールドして平安と調和を得るためだけのものに思えることもあるだろう。だがヨガの本来の目的は「融合」であり、その点を意図すればどんな練習でもヨガになる。ヨガは呼吸と同じように広がっていくものだ。ヨガティーチャーたちがヨガはこうあるべきという制限を押し広げるほど、ヨガは何にもなり得る。ジェシカ・アブナーはホノルルのカイムキ近郊でまさにそれを実践していながら、豊かで繊細でパワフルなシャクティ・フローヨガを教えている。
「肩の力を抜いて、馬鹿げたことを純粋に楽しめるのはとてもパワフルなことです」とアブナーは言う。「子どものように、自由奔放にね」
シャクティ・フローは、ダンスとファンクショナルトレーニングと瞑想の要素を合わせもつヨガだ。シャクティ・フローではよくある椅子のポーズを行いながら、お尻を回したり弾ませたりする。伝統的なポーズにお尻を振るシェイクダンスや、ドラムを叩くような動作でアレンジしているのが他の流派のヨガと異なる点だ。アブナーが考案した練習は、運動強度は高いものの、誰もが自分の運動能力に合わせてスピードや可動域を調節できるように作られている。練習中に流す音楽はリズムがとりやすいように注意深く選ばれ、クラシック名曲のリミックスからヒップホップまで網羅している。
アブナーは、ヨガに表現力を取り入れれば、ただの身体練習以上の効果が得られるという気づきと共に、この練習を作り上げた。シャクティ・フローでは、一切の批判から解放された安全で安心できる環境で、まるでクラブで踊るような動きを存分に楽しめる。動きを通じて自己解放できるアブナーの練習は、ステファニー・ケイコ・コングとカトリーナ・ヨーダーを魅了した。オアフでヨガを教える二人は、アブナーとチームを組んだ。そして3人はアブナーを中心にトレーニングマニュアルとプログラムを作り上げた。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く