ハムストリングスをほぐす3つの方法|硬くなったもも裏をほぐすには?理学療法士が教える前屈上達法

 ハムストリングスをほぐす3つの方法|硬くなったもも裏をほぐすには?理学療法士が教える前屈上達法
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堀川ゆき
堀川ゆき
2019-06-06
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③太ももの前の筋肉にグッと力を入れる

太ももの前の筋肉を「大腿四頭筋」といいます。大腿四頭筋とハムストリングスは拮抗関係にある筋肉です。つまり、大腿四頭筋が縮まれば、ハムストリングスは緩みます。それぞれが真逆の働きをするので、その性質をうまく利用するのです。専門用語で「相反神経支配」といいます。

まず、膝がしらを鼠径部に持ち上げるように、大腿四頭筋にグッと力をいれてみましょう。その力を入れ続けたまま、前屈してみましょう。その時に、拮抗筋であるももの裏側のハムストリングスの突っ張るような緊張が「フワッ」と抜ける感覚が分かるでしょうか?それが実感できたらもうこっちのものです。

ウッタナーサナで相反神経支配を利用しハムストリングスを緩める
ウッタナーサナでトライ
ウパヴィシュタコーナーサナで相反神経支配を利用しハムストリングスを緩める
坐位開脚前屈のウパヴィシュタコーナーサナでトライ

この1、2、3の順で行うのがオススメです。

他にも、長座位前屈のパスチモッターナーサナや、立位で開脚前屈するプラサリタパードッターナーサナにも同様に生かせます。

前屈ポーズの苦手意識から一度抜け出して、身体の性質をうまく利用してみましょう。少しでも「いつもより前屈ポーズがやりやすいかも!」という実感があれば、ヨガはどんどん楽しくなっていくはずです。

ライター/堀川ゆきさん
理学療法士。ヨガ・ピラティス講師。モデルやレポーターとして活動中にヨガと出会い、2006年にRYT200を取得。その後健康や予防医療に更なる関心を持ち、理学療法士国家資格を取得し、慶應義塾大学大学院医学部に進学。現在大学病院やスポーツ整形外科クリニックで、運動機能回復のためのリハビリ治療に携わる。RYT200解剖学講師も務める。

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ウッタナーサナで内旋をし筋膜リリース
ウパヴィシュタコーナーサナで内旋をし筋膜リリース
ウッタナーサナで相反神経支配を利用しハムストリングスを緩める
ウパヴィシュタコーナーサナで相反神経支配を利用しハムストリングスを緩める