目を動かすだけで前屈しやすくなる?【たった1分】楽に前屈ができるようになる事前ワーク
前屈する時、もも裏や腰まわりが突っ張ってつらい…。そんな人にぜひ試して欲しいのが、目を動かすだけの簡単なワークです。ストレッチをしていないのにたった1分目を動かすだけで前屈がしやすくなることがあります。
身体と目のつながり
「前屈しやすくするために、目を動かすってどういうこと?」と思った方も多いと思います。目を動かすことが前屈のしやすさにどう関係しているのか、その理由からご説明します。
目の働きのうち、瞳孔の大きさやピント調節には、自律神経が深く関わっています。一方、目を上下左右に動かす働きは、脳から直接出ている脳神経(動眼神経・滑車神経・外転神経など)が担っています。つまり、目には、自分の意思とは無関係に働く自律神経と、意思によって眼球を動かす働きを担う脳神経の両方が複雑に関わっているのです。
私たちの身体は、目や筋肉がそれぞれバラバラに動いているわけではありません。目から入ってくる視覚情報は、平衡感覚や身体の位置を感じ取る感覚と密に連携し、姿勢や動きをコントロールしています。そのため、目の動かし方や見る方向が変わることで、全身の筋肉の緊張バランスに変化が生じることがあります。
たった1分で前屈しやすくなるなぜ?
では、なぜストレッチをしていないのに、たった1分で前屈がしやすくのでしょうか?これは、筋肉そのものが物理的に伸びたというより、神経系を介して身体の緊張や動き方が一時的に変化したためと考えられます。
私たちの身体の動きは、筋肉の長さの変化だけでなく「ここまで動かして大丈夫」という脳の認識や無意識の力の入り方など、さまざまな要素に左右されます。だからこそ、身体をラクに動かそうと思ったとき、「硬いところを無理に伸ばす」ことだけが正解ではありません。脳や神経にいつもとは違う刺激を加えることで、身体の使いやすさも変わります。
【実践】目を動かすだけの1分ワーク
<やり方>
目を動かすだけでどれくらいの変化が起こるのかを実感するために、ワークの前に、いつものように前屈して、身体の硬さや動かしやすさを確認しておきましょう。
1)ラクな姿勢で座る。
2)人差し指を顔の前に立て、指先をじっと見つめながら、指を鼻に近づけたり遠ざけたりする。
3)次に、指を左右に動かす。この際、顔を動かさずに目だけで指先を追いかける。
4)無理のない範囲で、約1分間行う。
ワークが終わったら、もう一度前屈をしてみましょう。「さっきより手が床に近づきやすいかも!」そんな変化があるか、最初の前屈と比べてみてください。
このワークを試して前屈がしやすくなったとしたら、目の運動によって神経系を介した身体の緊張や動き方に一時的な変化が生じ、今までよりもスムーズに動ける状態が引き出された可能性があります。もし「あまり変化がなかったな」と感じても、それは決して失敗ではありません。身体の状態や反応には個人差があります。「今日はどんな感じかな?」と、ゲーム感覚で気軽に楽しんで試してみてくださいね。
▼ 詳しい動きを動画で確認したい方は、こちらからどうぞ ▼
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