いつもの焼きそばに“ひとふり”するだけ!不足しがちな栄養を補えるちょい足し食材|管理栄養士が解説
休日のランチや忙しい日の晩御飯に活躍する焼きそば。手軽に作れる定番メニューですが、豚肉、キャベツ、人参など、入れる具材がいつも同じであったり、献立が「焼きそばのみ」の単品になってはいませんか?麺の単品食べは、炭水化物過多になりやすく、ビタミンミネラルが不足しがちです。そこで今回は、いつもの焼きそばにちょい足しするだけで、おいしさだけでなく、不足しがちな栄養素を効率よく補える神食材「桜エビ」について解説します。調理のコツについてもぜひチェックしてみてください。
桜エビの栄養効果とは
桜エビの最大のメリットは、殻も丸ごと食べられること。その小さな一粒一粒に、栄養素がぎゅっと詰まっています。乾物なので保存がきくのも嬉しいポイント。とくに注目したい栄養素をみていきましょう。
①骨や歯の健康を守る『カルシウム』
乾燥桜エビ100gあたりに含まれるカルシウム量は、牛乳の約20倍にもなります。桜エビ約11gで、牛乳コップ一杯(200㏄)分のカルシウム(約220㎎)を補給できる計算です。
骨や歯の形成や、精神の安定剤として欠かせないカルシウム。神経の興奮を抑えるので、イライラやストレスを和らげたり、気持ちをリラックスさせる効果があります。
②強力な抗酸化作用『アスタキサンチン』
桜エビ特有のピンク色は、天然の色素『アスタキサンチン』という抗酸化成分です。紫外線による肌へのダメージや、激しい運動、PC作業での眼精疲労など、日常の様々なストレスによって体内に増えてしまった活性酸素を除去する働きが期待できます。
焼きそばに入れるだけでエイジングケアができるのは嬉しいですね。
③元気をチャージ『タウリン』
栄養ドリンクによく使われているタウリン。肝臓の働きを助け、アルコール分解をサポートしたり、体内の疲労物質を減少させたりする働きがあります。
桜エビにはこのタウリンも豊富に含まれているので、平日の疲れがどっと出る週末のランチにはもってこい。お酒のお供として食べる焼きそばにはマストで入れたい食材です。
調理のコツ
桜えびの栄養素を最大限に活かす調理のコツについてみていきましょう。
最初に油と炒めて吸収率アップ
抗酸化成分『アスタキサンチン』は脂溶性なので、油に溶けやすい性質をもっています。まずは油と一緒に桜エビを炒めることで、アスタキサンチンの吸収率を上げるとともに香ばしい風味もアップ。
出来上がった焼きそばにも桜エビを追い足しすると、サクサクっとしてまた違った食感も楽しめます。
にんにくのちょい足しでタウリンの働きをサポート
タウリンは単体で摂るよりも、その働きを助けるビタミンB6を一緒に摂ることで、体内での利用効率が高まります。
ビタミンB6が豊富に含まれているにんにくをプラスして、タウリンの働きをサポートしましょう。チューブタイプならお手軽です。
きのこ類をプラスしてカルシウムの吸収促進
しめじやまいたけ、えのきなどのきのこ類にはビタミンDが豊富に含まれています。
ビタミンDはカルシウムの吸収を促進する働きがあるので、お好みのものをちょい足ししてカルシウムを効率よく補給していきましょう。
まとめ
桜エビにはカルシウム、アスタキサンチン、タウリンといった、いつもの焼きそばを栄養満点にグレードアップさせる栄養素が豊富に含まれています。
さっと一振りするだけで疲労回復効果やアンチエイジングにもつながるので、ぜひ乾物コーナーでゲットしてみてくださいね。
【参考文献】
新しい栄養学/高橋書店
【ライター】やなぎかおり
特別養護老人ホームにて介護食の大量調理や栄養士業務を経験。働きながら管理栄養士の資格を取得。その後、中学校給食センターにて、献立作成、給食管理、食育授業に携わる。結婚、出産を経て、ヘルスケア栄養指導士の資格を取得。子育てをしながら栄養に関する記事執筆を行っている。
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