家計に優しく実は栄養たっぷり!今が旬の【桜エビ】選び方、合わせて摂るべき食材、便利な使い方を紹介

 家計に優しく実は栄養たっぷり!今が旬の【桜エビ】選び方、合わせて摂るべき食材、便利な使い方を紹介
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桜エビは3月~6月が旬でこの時期に漁が行われます。生の桜エビに出会えたら是非食べて頂きたいですが、実は、乾燥した桜エビは手軽に年中スーパーで購入出来るんです!しかも価格は100円台と非常にお手頃。且つ栄養がとても豊富なので是非食事に取り入れて頂きたいのですが、「使い方が分からない…」というお話もチラホラ。そこで桜エビの栄養や買う時に選ぶポイント、便利な使い方などを解説します。

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カルシウムとマグネシウムが豊富

桜エビは非常にミネラルが豊富です。ミネラルの中でも特に、カルシウムとマグネシウムが多く含まれます。

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この2つのミネラルは「多量ミネラル」と呼ばれており、骨の健康、筋肉をスムーズに動かす、メンタルや情緒の安定に重要な栄養素です。そのため食事で沢山摂取すべきなのですが、カウンセリングで皆さんの食事を見ていますと全っ然摂れていない…!という方が非常に多いのが現状です。

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食べ物からうまくカルシウムが摂れていないと、それを補うために骨からカルシウムが取り出されてしまいます。そうなるとカルシウム不足による症状だけでなく、不足によって取り出されたカルシウムが腱や血管の石灰化を起こし、四十肩・五十肩や原因不明の関節の痛みに繋がります。骨からカルシウムを取り出さないためにも食事からカルシウムを摂る事が重要です。

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しかも、カルシウムとマグネシウムは”ブラザーミネラル”としてセットで摂取することがオススメなので、どちらのミネラルも多く含まれている桜エビはとても良い食材です。また、桜エビは同じく不足しがちな亜鉛や鉄までも豊富なので、慢性的な痛みがある、なんだか毎日疲れる、元気が出ないといった不調に悩む方は是非食べて頂きたいですね。

選ぶポイントとは?

乾物コーナーにひっそりと置かれている乾燥桜エビ。選ぶ時のポイントは、着色料の入っていないものがオススメです。

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桜エビのあのほんのり赤い色はアスタキサンチンという物質に由来します。このアスタキサンチンの赤色を強調するあまり、赤色〇号といった合成着色料が使用されている事がありますので、購入の際は必ず裏面の原材料表示を見て「さくらえび」とだけ書かれているものを選びましょう。

ちなみに、アスタキサンチンは強力な抗酸化力を持った天然の色素です。エビ類はこのアスタキサンチン以外にもオメガ3を多く含むため、油を抽出しサプリメントとして販売されている位です。桜エビにもこれらの成分が多く含まれています。

便利な使い方は?

桜エビはポピュラーな使い方としては、お好み焼きの具としてパラパラ入れたり、かき揚げなどがありますね。ですがそれだけではもったいない!日持ちがするので保存性が高いのは良い点ですが、冷蔵庫や乾物ストックに眠っている方も多いのではないでしょうか?日々の食事にちょい足しするだけで風味も味も栄養も各段にアップします。

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・味噌汁にパラパラとちょい足し
・酢の物にちょい足し
・卵焼きの具に
・小松菜などの煮びたしにちょい足し
・炒め物にちょい足し
・焼きそばや焼きうどんなどの具に
・おにぎりやチャーハンの具に

風味が良く噛めば噛むほど味がするので、おやつとしてぽりぽり食べるのもとってもオススメです。フライパンで軽く炒っておつまみにもいいですね。

ミネラルが不足し、体内のミネラルバランスが崩れると不調が起きてしまいます。栄養不足からの病気は健康診断だけでは中々見つけることができません。美味しく便利な桜エビでしっかりミネラルを摂って頂きたいです。

『オールガイド食品成分表2020』(実教出版)
『骨と筋肉が若返る食べ方』(青春出版社)
オーソモレキュラー栄養医学研究所「カルシウム」  
Astaxanthin: A super antioxidant from microalgae and its therapeutic potential(https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34817092/)

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AUTHOR

立山貴美恵

立山貴美恵

6年の闘病経験から「分子栄養学」に出会い、分子栄養学カウンセラー・カラダリビルドコーチとして活動中。症状を薬などで対処し続ける事ではなく”不調の根本原因”を探するアプローチや、体を立て直し再構築する考え方を提供。栄養、食事、代謝、ホルモン、メンタルについて記事執筆。HP『カラダリビルド』。様々な不調に悩む方へ個人カウンセリングや栄養療法クリニックでの指導を行う。食欲コントロールダイエットインストラクターとしてもオプティマルヘルスの実現をサポート。



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