毎日バナナを食べる人へ。実は見直したい食習慣3選|管理栄養士が解説
バナナは、ビタミンやミネラル、食物繊維などを含むエネルギー補給に適した果物です。「ダイエットのために」と毎日取り入れている人も多いのではないでしょうか。しかし、良かれと思って続けている食べ方が、実は太る原因になっているかもしれません。この記事では、管理栄養士の視点からバナナで太りやすくなってしまう習慣と、ダイエット中におすすめの食べ方をわかりやすく紹介します。
【NG習慣】毎食ごとにバナナを食べる
バナナは栄養価の高い果物ですが、毎食のように食べ続けると、エネルギーの摂りすぎにつながるおそれがあります。
文部科学省「日本食品標準成分表」によると、バナナ100g(中サイズ1本程度)のエネルギーは約93kcalです。1~2本であれば大きな問題になりにくいものの、1日に何本も食べる習慣が続くと摂取エネルギーが増えやすくなります。摂取エネルギーが消費エネルギーを上回る状態が続くと、体脂肪として蓄積され、体重増加につながる可能性があります。
毎食バナナは栄養バランスが偏りやすい
健康的な食事には、肉や魚、卵、大豆製品、野菜など、さまざまな食材を組み合わせて栄養素を摂ることが大切です。しかし、毎食バナナを食べる習慣が続くと食事内容が偏りやすくなり、栄養バランスが乱れる原因になります。
【NG習慣】スムージーに加工して飲む
バナナをスムージーにすると手軽に飲めますが、ダイエット中は飲み方に注意が必要です。スムージーは短時間で飲み切りやすく、「噛む」回数が減ってしまいます。「噛む」刺激は、満腹感を得やすくして食べすぎ防止につながるだけでなく、内臓脂肪の分解に関わる脳内物質の働きにも関係しているとされています。
ダイエット目的でバナナを取り入れる場合は、スムージーよりそのまま食べるほうがおすすめです。
スムージーはエネルギー量も高くなりやすい
スムージーを作る際に砂糖やはちみつ、シロップなどを加えることで、エネルギー量が高くなりやすい点にも注意が必要です。気づかないうちにエネルギーを摂りすぎてしまう可能性があるので、味を変えて楽しみたいときに取り入れる程度にして、飲みすぎないようにしましょう。
【NG習慣】バナナをバナナチップスに置き換える
バナナチップスは、生のバナナよりもエネルギー量や脂質、糖質が高くなりやすい食品です。市販品の多くは油で揚げて作られており、砂糖が加えられている商品も少なくありません。少量でもエネルギーを摂りすぎやすく、間食として何気なく食べ続けると、体重増加につながる可能性があります。
バナナは1日2本程度を目安に食べよう!
バナナそのものが直接太る原因になるわけではありません。大切なのは、食べる量や食べ方です。
「健康日本21」では、果物の1日あたりの摂取目安量を200gとしています。バナナ中サイズ1本の可食部は約100gのため、1日1〜2本程度を目安に取り入れるとよいでしょう。
また、ダイエット中は生のまま食べる方法がおすすめです。噛む回数が増えるため満腹感を得やすく、食べすぎ防止にもつながります。普段のお菓子や甘い間食の代わりに取り入れてみてください。
【参考文献】
・厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」
・文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」
・農林水産省「世代・ライフスタイル別トピックス 中高年男性編 ゆっくり食べる」
・厚生労働省「健康日本21(第三次)」
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