【意外】バナナと牛乳はNG?実は食べ合わせの相性が悪いとされている食品
ヨガの姉妹であるアーユルヴェーダでは、心身の健康に対して食事が大きな役割を持っていると考えます。アーユルヴェーダの医学書チャラカ・サンヒターには、「正しい食物を摂ることが人間を健康にさせる唯一の方法です」と記されています。今回はアーユルヴェーダの世界で考えられている”食べ合わせ”についてお話したいと思います。
「食べたあとお腹の調子が悪い…」もしかして食べ合わせが悪いものを食べていませんか?
「合食禁(がっしょくきん)」という言葉を耳にしたことはありますか?これは食に関する伝承の一つ。 食材の取り合わせが悪いものを一緒に食べると消化システムに悪影響とされる言い伝えです。もう少し噛み砕いて言うと、”食べ合わせが悪いもの”といったところでしょうか。
ヨガと姉妹関係にあるアーユルヴェーダでは、食事はわたしたちの健康を支える要の一つと考えられていますが、食べ合わせを問題にすることがよくあるんです。たとえ、その食材自体が栄養価の高いものや良質なものであったとしても、食べ合わせが悪いものを一緒に摂ることで毒素を発生させると考えます。
食べ合わせが悪いものの例としてよく出てくるのが「牛乳×〇〇」。良質な牛乳を単体で摂るのは◎。けれど、牛乳は酸、酵素、タンパク質と一緒になると消化を遅くさせてしまうと考えられています。ですので、アーユルヴェーダ的な食事法では、食事中に牛乳を合わせて摂ることはおすすめされていません。実はインドでよく飲まれているチャイもアーユルヴェーダ的にはおすすめされていないんです。
ここからはアーユルヴェーダで言われている毒素を生成すると言われる食べ合わせについてご紹介します。
毒素を生成する食べ合わせ
■牛乳×〇〇
- 牛乳×バナナ
- 牛乳×魚
- 牛乳×肉
- 牛乳×メロン
- 牛乳×酸っぱいフルーツ
- 牛乳×酵素を含むパン
- 牛乳×ヨーグルト
- 大根×牛乳
■大根×〇〇
- 大根×バナナ
- 大根×レーズン
■ナス科の野菜(じゃがいも、トマト、ナスなど)×〇〇
- ナス科の野菜×ヨーグルト
- ナス科の野菜×牛乳
- ナス科の野菜×メロン
- ナス科の野菜×きゅうり
■ヨーグルト×〇〇
- ヨーグルト×酸っぱい果物
- ヨーグルト×メロン
■卵×〇〇
- 卵×牛乳
- 卵×肉
- 卵×チーズ
- 卵×魚
- 卵×ヨーグルト
- 卵×メロン
- 卵×チーズ
- 卵×バナナ
■マンゴー×〇〇
- マンゴー×ヨーグルト
- マンゴー×チーズ
- マンゴー×きゅうり
■コーン×〇〇
- コーン×なつめ
- コーン×レーズン
- コーン×バナナ
■レモン×〇〇
- レモン×ヨーグルト
- レモン×牛乳
- レモン×きゅうり
- レモン×トマト
■果物
果物以外の食べ物(果物は単体で食べるのが◎)
■熱い飲み物×〇〇
- 熱い飲み物×肉
- 熱い飲み物×魚
- 熱い飲み物×マンゴー
- 熱い飲み物×チーズ
■はちみつ
- 等量のギーと混ぜる
- 加熱して食べる
体が喜ぶ食事をしよう
ご紹介した食べ合わせの悪い食事は一般的におすすめされていないものもありますが、量が少なく、消化力の高い人であれば毒素の生成が少ない、またはゼロということも。
一方で、消化力が低い方が食べ合わせの悪い食材を摂ると体内にガスが発生したり、消化不良になったりと、様々な不具合が起こります。もし、食後にスッキリしない状態が気になるようであれば、一度食べ合わせを見直すのもありかもしれませんね。
皆さんのヘルシーライフの参考になれば嬉しいです。
AUTHOR
桑子麻衣子
1986年横浜生まれの物書き。2013年よりシンガポール在住。日本、シンガポールで教育業界営業職、人材紹介コンサルタント、ヨガインストラクター、アーユルヴェーダアドバイザーをする傍、自主運営でwebマガジンを立ち上げたのち物書きとして独立。趣味は、森林浴。
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