実は美容と健康に良い具材の宝庫「おでん」効果的な食べ合わせ法とは?管理栄養士が解説

 実は美容と健康に良い具材の宝庫「おでん」効果的な食べ合わせ法とは?管理栄養士が解説
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松田 真紀
松田 真紀
2021-12-02

寒くなると恋しくなるのが「おでん」。体を温めてくれて、心身ともにほっこり、リラックスできるのも嬉しいですよね。実は美容と健康に良い具材の宝庫です!具材の選び方と食べ方で色々な健康効果が期待できる面白さがあります。ぜひ、コツを掴んでスーパーやコンビニへGO!

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あったかいおでんで、心と体をほっこり。リラックスしながら無理なく美しく!

この時期食べたくなる「おでん」。実は卵や魚介類など低糖質・高タンパクな食材が多く、深部体温を高めるので、寒い時期の美容と健康にぴったりのメニューです。

おでんの「出汁」がダイエット中の食欲抑制に!

出汁に含まれるグルタミン酸やイノシン酸の旨味成分は食欲抑制にも効果的、ダイエット食としても期待できます。大豆イソフラボン、大豆たんぱく質、食物繊維が豊富な食材が多いので、腸がきれいになり美ボディ作りに欠かせません。

おでんは「具材の食べ合わせ」次第で美容・ダイエット効果が高まるのが面白い!

美容にはこれ!鉄板おすすめ3品は「がんも+牛すじ+こんにゃく」

「がんもどきは大豆イソフラボン。これは女性ホルモンがアップしますし、牛すじは亜鉛が含まれ、美肌や爪のツヤにも効果があるもの。そして、こんにゃくはデトックス効果。この3つを重ねてとると肌のターンオーバーがアップ。

腸活ダイエット3品「イワシつみれ+厚揚げ+しらたき」

血流や代謝が促進され、腸の調子を整えてくれる働きもあるωー3系脂肪酸D H A・E P Aが取れる“イワシのつみれ”と“低糖質で低脂肪、高タンパクの厚揚げ”に、低カロリーで整腸作用のある“しらたき”の組み合わせは、腸活トリオ!ダイエット中や、遅い時間の夕食に食べても安心です。

レッツ美ボディ!体を鍛えている方は「タンパク質」を効果的に「卵+がんもどき+昆布」

動物性タンパク質を多く含む卵と植物性タンパク質を多く含むがんもどきの相乗効果で効率的に美ボディが作れる上、そこに昆布のビタミンB1・B2が加わり疲労回復効果も期待できます。

おでんは、「肝臓の働きを助ける」メニュー!?おつまみにぴったりの理由

おでんは、大豆製品が豊富で低脂肪で良質なたんぱく質が摂取でき、昆布やしらたきミネラルが補えます。また、たこや貝類に豊富なタウリンも肝臓の働きを助ける栄養素。大豆や海藻類に多く含まれるカリウムは体内の塩分を排出し、むくみ予防にも効果的です。

「薬味」と「追い野菜」で上手に塩分カットを。

おでんに欠かせない薬味も薄味で満足できる方法です。「唐辛子」「柚子胡椒」「しょうが」は代謝を高め体を温めます。

市販のおでん出汁で塩分が濃いなと思ったときは、きのこやもやし、春菊などの火の通りやすい野菜をプラスして軽く温めて。カリウムが気になる塩分を排出してくれます。

いつもの「コンビニおでん」に「ちょい足し」…ワインにも合う!「パクチートマトおでん」

美容と健康のために、おでんに不足しているのは緑と赤のポリフェノール。そこで解毒作用を持つパクチーと、美白作用のトマトをプラス。ワインにも合うおつまみにどうぞ!お好みでブラックペッパー、クミンをプラスしても。ハイボールにもワインにも合いますよ。ぜひお試しください!

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松田 真紀

松田 真紀

1972年、兵庫県生まれ。管理栄養士。日本抗加齢医学会認定指導士。アスリートフードマイスター3級。女子栄養大学卒業。株式会社バードワークス代表取締役。1994年、明治乳業株式会社入社。その後、電通など広告代理店勤務を経て、2014年、スポーツと健康に特化した「食プロデュース」を行なう株式会社バードワークス設立。自ら18才から15年以上20kgの体重増減、摂食障害に。苦しいダイエット生活の末辿り着いた、外食、コンビニ、レンチン、OK!ラクして食事を楽しむダイエットを提案する管理栄養士として300以上の施設団体など多方面で活躍中。著書『居酒屋ダイエット』(三笠書房)。趣味はトライアスロン、100kmウルトラマラソン、フルマラソン、全米ヨガアライアンス200習得中。



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