「食後に眠い…」集中力を下げやすいNG食べ物|管理栄養士が解説
「食後に眠い…」「集中力が続かず、頭がぼんやりする…」そんなことはありませんか。それは普段なんとなく選んでいる食べ物が関係しているかもしれません。脳はブドウ糖をエネルギー源として使うため、食後の血糖値が大きく乱れると、頭が冴えにくくなることがあります。今回は、食後の眠気やだるさ、集中しにくさの一因になりやすい食べ物を紹介していきます。
食事と血糖値の関係
甘いものや白い主食など、糖質に偏った食事をすると、血糖値は急に上がりやすくなります。すると体は、上がった血糖値を下げるためにインスリンを分泌します。
こうして血糖値が大きく変動すると、脳に必要なエネルギーが安定して届きにくくなり、眠気やだるさ、頭がぼんやりするような感覚につながることがあります。
気づかないうちに選びがちな食べ物
甘いものだけの食事
忙しいときほど、菓子パンと甘いカフェドリンクだけ、あるいはスイーツで軽く済ませることはありませんか。手軽ではありますが、こうした組み合わせは糖質に偏りやすく、たんぱく質や食物繊維が不足しがちです。食べた直後は満たされたようでも、そのあと急に空腹を感じたり、集中力が切れたりすることがあります。
手早く済ませたつもりが、かえってあとから頭が回らなくなることもあります。
白い主食だけで済む食事
おにぎりだけ、うどんだけ、食パンだけ...こうした単品の食事も要注意です。
主食は大切なエネルギー源ですが、それだけで終わると栄養のバランスが崩れやすくなります。特に、たんぱく質や食物繊維が少ない食事は腹持ちがよくありません。食後の血糖値も上がりやすくなり、時間がたつと頭が働きにくくなることがあります。
糖質の多い加工食品
甘いシリアル、スナック菓子、菓子パン、甘い飲み物などは、手軽で食べやすいですよね。ただし、これらも糖質に偏りがちです。
こうしたものを続けて選んでいると、血糖値が上がりやすいだけでなく、食事として必要なたんぱく質や食物繊維など、本来は一緒にとりたい栄養も不足しやすくなります。 食後しばらくして眠気やだるさが出たり、頭がぼんやりしたり、また急に空腹を感じて何か食べたくなったりすることがあります。
疲れているときほど簡単なものに手が伸びやすいからこそ、選ぶ回数が増えすぎていないか見直したいところです。
エナジードリンク
眠気覚ましのつもりでエナジードリンクを選ぶ人、多いと思います。ただ、これも頼りすぎには注意が必要です 。
糖分やカフェインを一度にとるので、その場では少し頭が冴えたように感じるかもしれません。ただ、あとからだるさが出たり、頭が働きにくくなったり、夜の睡眠に影響したりすることがあり、結果的に疲れが抜けにくくなることもあります 。
今日からできる見直し
まず見直したいのは、糖質だけで終わる食事です。おにぎりだけならゆで卵や味噌汁を足す。パンだけならチーズやヨーグルト、サラダを添える。そんなひと工夫でも、食後の眠気やだるさ、頭のぼんやり感は変わりやすくなります。
脳が疲れやすいと感じるときは、普段の食事で何を選んでいるか、一度振り返ってみましょう。
【参考文献】
WHO「Guideline: Sugars intake for adults and children」(2015)
厚生労働省 e-ヘルスネット「血糖値」
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