知らずにたくさん食べてない?大根を食べ過ぎてはいけない人の特徴【管理栄養士による解説】
今の季節野菜の一つである大根。旬だからこそ安く購入でき、日持ちもし、煮物やサラダ、大根おろしなどのさまざまな料理に活用できる大根は、ついついたくさん食べてしまう野菜ではないでしょうか。そんな大根の食べ過ぎには注意しなければならない人がいることを、皆さんはご存じですか?今回は、そんな人の特徴を管理栄養士が解説します。
大根に含まれる栄養素
大根はアブラナ科の野菜に属し、生100g15kcalと低カロリーで水分を多く含み、食物繊維やカリウム、ビタミンCなどを含む野菜です。
大根100gあたりに含まれる主な栄養素
どんな人が大根を食べ過ぎてはいけないの?
胃腸が弱い人や弱っている人
食物繊維と、大根(アブラナ科の野菜)の辛み成分のイソチオシアネートなどは、過剰に摂取すると胃や腸を過度に刺激し、消化不良を起こし胃や腸の痛み、下痢などを引き起こす恐れがあります。
甲状腺の疾患がある人
大根(アブラナ科の野菜)に含まれるグルコシノレート(チオグルコシド)は、ヨウ素が不足してる状態で過剰に摂取すると、甲状腺機能の低下を引き起こす可能性があります。
腎機能が低下している人や腎臓の疾患がある人
腎機能が低下していると、体内のカリウムが体外へ排出されにくくなり、高カリウム血症を引き起こすリスクが高まります。体内のカリウムが体外へ排出されにくくなり、高カリウム血症を引き起こすリスクが高まります。
食べ方と目安量
胃腸が弱い人や甲状腺の疾患がある人
イソチオシアネートやグルコシノレート(チオグルコシド)は、特にすりおろし大根などの生の状態で豊富に含まれるため、煮物やスープにして食べることをおすすめします。
腎機能が低下している人
カリウムは水溶性ミネラルで水に溶けやすい性質をもつため、大根を茹でたり煮たりし(煮汁にはカリウムが溶け出しているため飲まない)、生の場合は細かく切って流水でしばらくさらしましょう。
目安量は100~150g/日
野菜の目標量は350g/日です。取り入れやすいからといって大根ばかり食べるのではなく、さまざまな野菜の栄養素を摂ることが大切です。大根の目安量は100~150g/日程度にしましょう。
まとめ
まず自分の体調や状態を把握し、今の自分に合わせた上手な調理方法を活用しながら、おいしく大根料理を召し上がってくださいね。
参考文献
1:文部科学省 日本食品標準成分表(八訂)増補2023年 野菜類/(だいこん類)/だいこん/根/皮なし/生
2:アブラナ科野菜(アブラナ科)の成分であるアリルイソチオシアネートによるマウスの消化管運動の調節:TRPA1非依存性効果の証拠
ラファエレ・カパッソ、ガブリエラ・アビエッロ、バルバラ・ロマーノ、フランチェスカ・ボレッリ、ルチアーノ・デ・ペトロチェリス、ヴィンチェンツォ・ディ・マルツォ、アンジェロ・A・イッツォ
3:ラットにおけるヨウ素摂取量の変化に伴う大根(Raphanus sativus Linn.)の甲状腺機能への影響
アマール・K・チャンドラ 、 サンジュクタ・ ムコパディアイディシャリ・ゴーシュ スムリティラタン・トリパティ
4:甲状腺がんにおける食事性ヨウ素とアブラナ科野菜の役割:ニューカレドニアにおける全国規模の症例対照研究
テレーズ・チュオン、ドミニク・バロン=デュブルデュー、ヤニック・ルジェ、パスカル・ゲネル
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