宮沢セイラさんが実践!風邪をひいた時の対処法
風邪をひいてしまったら、症状を止めるのではなく、正常に機能する体へ戻しましょう。まずは胃腸を休めること。そのうえで、低下した消化の火を取り戻すための過ごし方と回復法を、アーユルヴェーダ医師の小峰博夫先生に教えていただきました。
病み上がりは、徐々におかゆを重くして消化力回復
発熱をともなう本格的な風邪をひいた場合、粗食にして体を休めるのが基本。定番のおかゆは1食ずつ段階的に重くすると、たき火に少しずつ薪をくべるように栄養が燃やされ、低下した消化力が回復します。
【材料】
三分粥 ………米1 に対して水15 の割合
五分粥 ………米1 に対して水10 の割合
七分粥 ………米1 に対して水7 の割合
全粥 ………米1 に対して水5 の割合
スパイスとギーを混ぜて消化力を上昇
インドでは日常的な消化剤とされ、風邪の原因・アーマに有効な「ヒングアシュタカ」 をヒントに、手軽なスパイスで消化力UP。各材料小さじ1ずつを混ぜて調合したスパイス1g分を、小さじ1/2程度のギー( 精製バター) で練り、食前にとります。余分なガスが出ることで、お腹の痛みを和らげる効果も。
POINT:すべて小さじ1ずつ混ぜて、作り置きをしておくとGOOD。
治りかけは重いものを避けてインドのお粥・キチャリーを
回復期は滋養のあるものを食べたいけど、胃腸の負担になる固形物はNG。おすすめは、豆やスパイス、油分もバランスよく入ったキチャリー。アグニと呼ばれる消化の火を少しずつ燃やし、体調を取り戻して。
【材料(2人分)】
・米…1/2 カップ
・ムングダル…1/2 カップ
・水…3 カップ
・ターメリック…小さじ1/4
・岩塩…適量
・ギーまたはバター…大さじ1
・しょうがみじん切り…1 片分
・レモン汁…1/4 個分
・クローブ…2 本
・シナモンスティック…1cm
・黒コショウ…3 粒
・ヒング…少々
教えてくれたのは…アーユルヴェーダ医師・小峰博夫先生
インド・グジャラート・アーユルヴェーダ大学卒業。ハタイクリニック(東京・目黒区)でコンサルテーションを行うほか、日本アーユルヴェーダ・スクールほか各校での講師も務める。日本アーユルヴェーダ研究所理事。
モデルを務めてくれたのは…宮沢セイラさん
日本とフランスのクオーター。乃木坂46の1期メンバーで、現在はタレントやモデルとして活躍中。バレエ歴14 年で、現在はヨガインストラクターを目指して勉強中。
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