朝のごはんにオリーブオイルでひとたらしで“腸が動く”。オイルの力で便通サポート＆代謝アップ

ごはん×オリーブオイルの効果とは？

オレイン酸が腸のぜん動運動を促す。
オリーブオイルに多く含まれるオレイン酸には、腸の動きを自然にサポートする働きがあるとされています。

抗酸化成分が腸内環境の維持に役立つ。
ポリフェノールやビタミンEが酸化ストレスを抑え、腸内のコンディションを整えるのに貢献します。

血糖値の急上昇を抑え、満腹感が続く。
温かいごはん（炭水化物）に健康的なオイルを加えることで、消化吸収のペースがゆるやかになり、食後の満足感が持続します。

朝に実践するポイント

温かいごはんに、エクストラバージンオリーブオイルを小さじ1〜2杯。
炊きたてのごはんに加えると香りが立ち、まろやかさもアップします。

軽く塩をひとつまみ加えると◎
風味が引き締まり、食べやすさが増します。

トッピングでアレンジも可能。
粗挽き黒こしょう、すりごま、しょうゆ少量、卵かけごはんにプラスしても美味しく頂けます。

注意点

・オリーブオイルは生のまま使うのがポイント。加熱しすぎると酸化が進みます。
・カロリー過多を防ぐため、1日大さじ1杯（約12g）を目安に。
・光や熱で酸化しやすいため、直射日光を避け、冷暗所で保管しましょう。

まとめ

毎朝のごはんにオリーブオイルをひとたらしするだけで、腸が自然に動きやすくなり、朝の巡りがスムーズに。味のクセも少なく和食にも合うので、無理なく続けられる腸活習慣です。忙しい朝でも“食べて整える”ケアを取り入れてみてはいかがでしょうか。

参考文献

• 厚生労働省 e-ヘルスネット「便秘」
  https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/body/ys-011.html
• EFSA Panel on Dietetic Products. Oleic acid and maintenance of normal blood LDL cholesterol concentrations. EFSA Journal. 2011.
  https://efsa.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.2903/j.efsa.2011.2950
• Schwingshackl L, et al. Olive oil consumption and risk of cardiovascular disease, diabetes, and mortality: a meta-analysis. Nutrition. 2017.
  https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/27889528/

記事監修／亘美玲
管理栄養士。病院栄養士を7年経験後、食品会社で約15年間メディカルサプリメントや機能性表示食品の商品開発責任者として従事。2児の母で、自身の妊娠と出産、離乳食作りの経験から母子栄養の研究を重ね、産前産後ママの栄養サポート、栄養相談、料理教室、レシピ提案、執筆、栄養学講座の活動を行っている。離乳食や調理の基本についてSNSでも発信をしている。