腸がよろこぶ夜の発酵デザート、ヨーグルトに足すだけの意外な食材とは?管理栄養士が解説

腸がよろこぶ夜の発酵デザート、ヨーグルトに足すだけの意外な食材とは?管理栄養士が解説
ヨーグルトに“味噌ひとさじ”で、腸が静かに整う夜の発酵デザート
亘美玲
亘美玲
2025-12-11

夜、「今日も1日おつかれさま」と自分にご褒美をあげたい時。そんな夜にぴったりなのが、包丁不要、混ぜるだけの簡単発酵デザートです。ヨーグルトに味噌をひとさじ加えるだけで、腸を“静かに”いたわる夜時間が生まれます。

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ヨーグルト×味噌の“ダブル発酵パワー”が腸をいたわる

ヨーグルトには乳酸菌が豊富に含まれ、腸内の環境を整える働きがあります。味噌は大豆由来の植物性乳酸菌や酵母を含み、善玉菌のサポートや腸の炎症を穏やかにケアする効果が期待できます。さらに、味噌に含まれるグルタミン酸やアミノ酸は、腸の粘膜を守る役割があり、ヨーグルトの動物性乳酸菌と味噌の植物性乳酸菌や発酵成分を同時に摂ることで、腸への負担をかけすぎずに“静かに”整えることができます。また、ヨーグルト単体よりも味噌を加えることで、乳酸菌や発酵成分の種類が増え、腸内細菌のバランスがより豊かになります。

夜、腸がやすらぐ“静けさのデザート”のすすめ

朝は腸のぜん動運動が活発で、「動く腸」にアプローチするタイミングですが、夜は副交感神経が優位になるため、「整える」「休ませる」働きが重要です。味噌に含まれるGABAやビタミンB群は、リラックス効果や自律神経の安定に役立ち、睡眠の質向上にも貢献します。寝る前にヨーグルトと味噌を摂ることで、発酵食品由来の成分が腸内でゆっくり働き、翌朝の“スッキリ”とした快適な目覚めにつながるのです。さらに、夜に食べることで血糖値の急上昇を避けやすい点も健康上のメリットです。

簡単レシピ:味噌ヨーグルトデザート

【材料(1人分)】

プレーンヨーグルト 100g

味噌 小さじ1

お好みではちみつなど 適量

味噌とヨーグルト
photo by Watari Mirei

【作り方】

器にヨーグルトを入れ、味噌を加えてよく混ぜる。

甘みが欲しい場合、はちみつやメープルシロップを垂らして完成。

ポイント:「夜用」デザートとして選ぶなら、塩分控えめの白味噌がおすすめ。ヨーグルトと味噌の相乗効果でまろやかな味わいです。

完成
photo by Watari Mirei

おわりに

一日の終わりに、腸と心をじんわりと整えてくれる“夜の発酵デザート”。包丁要らず、手間いらずで、忙しくても続けられる腸活習慣をぜひ始めてみてください。

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味噌とヨーグルト
完成