カステラって本当に栄養価が高いの?気になる、実際のところ|管理栄養士が解説
フワフワの食感とやさしい甘みが特徴の「カステラ」。おやつのイメージが強いですが、じつは栄養価が高いという話を聞いたことはありませんか?この記事では、カステラの材料や栄養価についてご紹介します。太りにくい食べ方も合わせて解説するので、ぜひご覧くださいね。
カステラはどうやって作られている?
まずは、カステラがどうやって作られているのかをご紹介します。カステラの主な材料は、卵、小麦粉、砂糖、水あめ、はちみつなどといったシンプルなもの。基本的にはバターや牛乳などの油脂や水分は入っておらず、しっとりとした生地で口どけがよいのが特徴です。
カステラはスペインやポルトガルから南蛮貿易の町の中心である長崎へ持ち込まれたもので、小麦粉、砂糖、卵を同量混ぜ合わせてオーブンのようなもので焼いて作られていました。当時としてはぜいたくな材料を惜しげもなく使っていたので、その栄養価の高さが注目を浴び、日本全体に広まっていったそうです。
カステラの栄養価を解説!
カステラには、卵由来の良質なたんぱく質や、小麦粉や砂糖由来の炭水化物がバランスよく含まれているので、栄養価が高いといえます。
たとえば、たんぱく質は筋肉をはじめ、ツヤのある髪や強い爪、体の調子を整えるホルモンの材料など、人間の体を構成するためになくてはならない栄養素です。また、炭水化物は脳や筋肉を動かすための大切なエネルギー源として利用されます。
カステラには油脂が使われていないので消化にもよく、糖質が豊富で即効性のあるエネルギー源になるためアスリートが競技の間にエネルギーを補給する補食としても選ばれているんですよ。
食べすぎには要注意
カステラは少量でエネルギーを補給でき、消化に負担がかからないメリットがある一方、食べすぎてしまうと余分なカロリーを摂取することになります。食品成分表によると、1切れ(50g)あたり約157kcalもあるので、おやつの量としては1切れがベストの量といえます。
太らないようにするには、朝食時に食べる、食事のボリュームに合わせて食後に少しだけ食べるなどがおすすめ!また、食べすぎないように個包装のものを選ぶといいでしょう。逆に食事の前に食べたり、ホイップやバターなどをトッピングすると、糖質・脂質過多につながるため注意してくださいね。
まとめ
今回は、カステラの栄養価や太りにくい食べ方をご紹介しました。カステラには卵や小麦粉、砂糖などが使われ、たんぱく質や炭水化物が手軽に補給できることから栄養価が高いおやつといえます。栄養価が高いということは食べすぎると太りやすいともいえるので、食べ方には注意をしながら楽しんでくださいね。
参考サイト
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