股関節が開きづらいのはお尻の硬さ?!【お尻の奥】にじんわり効かせる簡単四つ這いストレッチ
開脚が苦手。あぐらで座りづらい。もっと股関節を柔らかくしたい。そんなお悩みの方にオススメのストレッチ。お尻の奥の方がじわ〜っと伸びるストレッチをご紹介します。
現代人はお尻が硬い?
座る時間が長い現代を生きる人々は、ほとんどの方がお尻の筋肉が硬くなってしまい、股関節を動かすエクササイズや股関節を使う姿勢が苦手になってきています。
股関節とは本来、前後左右、円を描くなど自由度が高い関節。にも関わらず、1日中椅子に座り、関節を曲げた働きしかさせていないと、本来の動きの自由さや柔軟性が失われてしまいやすくなります。
筋肉は基本的に動かさないと硬くなるという性質があります。さらに座った姿勢でのお尻をイメージしてみると、筋肉が伸ばされ、つぶされ、上半身の体重という圧がかけられている状態。これが顔面だと思ってみてください。伸ばされつぶされ圧をかけられて数時間もそのままだったら、顔も歪んでしまいそうですよね。同じくお尻の筋肉も、歪んだまま硬くなっている可能性が高いということです。
お尻の硬さは深層にある
お尻の筋肉を見てみると、表面的についている大殿筋という大きな筋肉の奥に小さな筋肉が複数ついていることがわかります。
イラストAC
小さな筋肉は関節の安定や細かな動きを行う時に働く筋肉。これをインナーマッスルと呼びますが、これらが緩むと関節の動きがスムーズになります。
あぐらでラクに座れるようになりたい方、開脚が楽になりたい方は、お尻の深層の筋肉の可動性を取り戻すことが大切です。
深層の筋肉をほぐす!四つん這いストレッチ
お尻のストレッチと聞くと、針の穴のポーズと呼ばれるストレッチ方法が良くオススメされます(仰向けになり両膝を立て、片方の脚を逆側の太ももの下の方に乗せて、太ももを両手で持つポーズ)。
イラストAC
しかし、この姿勢で手が太ももまで届かない、肩や首に力が入ってしまってリラックスできないなど、やりづらさを感じている方は、似たような形を四つん這いで行なえるストレッチがあります。
1)四つん這いになる
2)右脚の膝を外に回し、外くるぶしを左膝の前に置く
3)お尻を前後や左右に揺らせる範囲で動かす
余裕がある場合は両肘を床について低い姿勢で行うと、より奥の方が伸びている感覚が得られやすいでしょう。
外に向けている膝の角度は、なるべく真横に向けるのが理想ですが、お尻が伸びているのを感じられれば斜めでも問題ありません。
▼インストラクターの動きを動画でも確認
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