Sayaの星占い(かに座)/2025年後半の運勢【ステップアップとライフワークを模索】
なんとなく過ぎていた日々が星を知ると変わりはじめます。あの人がこんなことを言うのは、金星が「逆行」しているから。連絡ミスが多発するのは水星「逆行」のせい。こんなにも気持ちが盛り上がるのは満月だからと言うように。星という眼鏡をもつことで、小さなささやきや予兆にも気づき始め、「今、ここ」に集中できるように。マインドフルに生きられるようになるのです。「今、ここ」を生きるためのマインドフルネスな占星術です。
かに座/2025年後半の運勢
木星により守られつつ、ステップアップとライフワークを模索
2025年の春に境界を溶かす星・海王星、現実化とルールの星・土星がかに座さんにとっての「キャリアやライフワーク」の部屋に。夏には自立や変革の星・天王星がひとつ前の部屋に入りました。
土星以遠の天体が移動した影響は、たとえば、もっと自分らしい、義務と感じられない仕事をしたいと言うように、かに座さんの人生にも生じているはずです。ただ、2025年6月10日に拡大と保護の星・木星がかに座に入ったため、かに座さん自身は守られている印象があります。
かに座は、「安心や安全」を大切にする星座ということもあり、変わらなくてはとどこかで思いつつも、自分が安心していられる場所にとどまる傾向があるし、実際、そのほうが運はよくなるという時期だと思います。木星は、2026年6月まで、かに座に滞在するので、その間、羽根を休め、パワーチャージをすることを優先してもいいでしょう。
ただ、土星は9月1日に「ステップアップ」の部屋に戻りましたし、海王星は10月22日に土星のあとを追うように、この部屋に戻ります。古い問題が戻ってきやすい時期です。それは、ひとりになる不安だったり、先に進んで新しいことに取り組む恐れだったりするかもしれません。この不安や恐れを避けるよりも、しっかり向き合い、感じてみることでこそ、抜けていけると思うので、ゆっくり休み、ペースを落としつつも、そういった自分を見つめる学びやセラピーを優先してみるといいでしょう。海王星は、1月27日に、土星は2月14日に、「キャリアやライフワーク」の部屋に戻ってくるので、その頃になると、学びや休養が滋養となって、新しいことを始める勇気も湧いてくるはずです。
古い問題はもうひとつあるようで、2025年11月8日から2026年4月26日にかけても、人間関係の問題が出やすくなりそうです。変わらないと思ってきたものが変わることを受け入れ、新たな事態が決して、自分にとって心地いいものでなくても、対応しなくてはいけなくなりそうです。2026年1月3日に、かに座で満月があります。木星とも近い位置で起こる満月なので、この頃にはきっとさまざまな混乱が落ち着き、家族にも自分にも癒しがもたらされるでしょう。ずっと探していた自分のいるべき場所が見つかったように感じるかもしれません。自分の心と身体を労りつつ、スローペースで過ごしていると、この変化の激しい時代にもあなたを守る繭のような存在があることに感謝できるはず。
占い・文/Saya
東京生まれ。1994年、早稲田大学卒業後、編集プロダクションや出版社勤務を経て、30代初めに独立。2008年、20代で出会った占星術を活かし、『エル・デジタル』で星占いの連載をスタート。現在は、京都を拠点に執筆と畑、お茶ときものの日々。セラピューティックエナジーキネシオロジー、蘭のフラワーエッセンスのプラクティショナーとしても活動中。著書に『わたしの風に乗る目覚めのレッスン〜風の時代のレジリエンス』(説話社)他。
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Instagram @sayastrology
イラスト/maegamimami
イラストレーター。女性誌・広告・WEB・ブランドとのコラボレーションなどを中心に活動。その他、TVドラマのメインビジュアルや、読売新聞で連載された「黄金夜界」(作・橋本治)の挿絵なども手がける。近年は、ユナイテットアローズBEAUTY&YOUTHとのコラボレーションコレクション、POLA「ディエム クルール」、ATSUGI「アスティーグ」、ワコール「LASEE」のビジュアル、雑誌ケトルで連載がスタートしたサニーデイ・サービス曽我部恵一氏 執筆の初の長編小説「メメント・モリタ」の挿絵などを担当。
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