冷凍枝豆でも栄養はちゃんと取れる?冷凍枝豆で叶えるお手軽老化対策とは|管理栄養士がおすすめ

冷凍枝豆でも栄養はちゃんと取れる?冷凍枝豆で叶えるお手軽老化対策とは|管理栄養士がおすすめ
PhotoAC
管理栄養士 山口ミホ
山口ミホ
2025-09-06

野菜が高騰している昨今ですが、みなさんは常にストックしている冷凍野菜はありますか?さまざまな冷凍野菜をスーパーで買うことができますが、その中でも、エイジング効果を期待したい人におすすめなのが冷凍枝豆です!ここでは、手軽に食卓に取り入れられる冷凍枝豆のエイジングケアについて解説します。

広告

枝豆は女性に嬉しい効果がたくさん!

夏の風物詩とも言える枝豆は、大豆の未熟の種子を収穫したものです。「畑の肉」と呼ばれている大豆と同様に良質なたんぱく質を含み、他にも葉酸や食物繊維なども豊富です。また、女性に嬉しい効果も豊富なので、詳しくみていきましょう。

イソフラボン

女性ホルモンであるエストロゲンと似た働きをする、イソフラボンも枝豆には含まれています。閉経後の女性はエストロゲンの分泌が減るため、顔のほてりや発汗、頭痛など更年期障害が起こりやすくなります。イソフラボンはこれらの更年期障害の症状を和らげる効果が期待できます。

また、他にも肌のハリや潤いを保つ美肌効果や骨粗鬆症の予防もできるため、女性に嬉しいエイジングケアが期待できます。

レシチン

枝豆に含まれるレシチンは細胞を活性化し、脳や内臓、神経を若々しく保つ働きがあります。そのため、アルツハイマー型の認知症を予防したり、動脈硬化の予防、美肌効果が期待できます。美容のエイジングケアだけでなく、脳の老化も防いでくれますよ。

β−カロテン

強い抗酸化作用を持っているβ−カロテンは、皮膚や粘膜の維持や免疫力向上の効果があるため、老化防止やガン、認知症の予防にも期待できます。β−カロテンは油と一緒に調理すると吸収率がアップするので、枝豆をそのまま食べるのではなく、炒めるのがおすすめです。

冷凍枝豆でも栄養は取れる?

栄養豊富な枝豆ですが、生の枝豆だと夏の時期しか手に入らなかったり鮮度が落ちやすかったりと手軽に食卓に取り入れることが難しいですよね。そこでおすすめなのが、1年を通して安定した価格で手に入れることができる、冷凍枝豆です。

冷凍枝豆だとせっかくの栄養が損なわれてしまうのでは?と思うかもしれませんが、収穫後に急速で冷凍されているため栄養価の損失は少なく、生の状態と同じように栄養を摂ることができます。

ただ、解凍するときにお湯で茹でると水に溶けやすい栄養素は損なわれてしまうので、自然解凍や電子レンジで解凍するのがおすすめです。

枝豆
photo by Adobe Stock

冷凍枝豆で手軽にエイジングケアを

冷凍枝豆は解凍後にそのまま食べるのが1番手軽ですが、他にも簡単レシピがたくさんあります。以下の調理例を参考にしてみてくださいね。

・解凍した枝豆とポン酢をポリ袋に入れて揉み込み、冷蔵庫で味を染み込ませる

・オリーブオイルとにんにく、鷹の爪と一緒に炒めてペペロンチーノ風に味付けする

・枝豆を解凍し、さやから実を出して、炊きたてのご飯に混ぜ込む

このように冷凍枝豆をストックしておけば、手軽に食卓に枝豆を使った料理を取り入れることができます。みなさんも冷凍枝豆を使って、美味しく食べながらエイジングケアをしていきましょう!

 

【参考文献】

・書籍「色の野菜の栄養辞典」 監修:吉田企世子

・書籍「栄養素図鑑と食べ方テク」 監修:中村丁次

文部科学省 「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年

広告

RELATED関連記事

Galleryこの記事の画像/動画一覧

枝豆