腰痛や姿勢の崩れが気になる人に……【原因はカチコちお尻!?】お尻の筋肉をほぐすヨガポーズ2選
長時間の座りっぱなしの姿勢や運動不足で、気づかないうちに硬くなりやすいのが、お尻の筋肉です。お尻の筋肉は、股関節の動きに関わる大切な筋肉のひとつで、硬くなると、腰痛や姿勢の崩れにつながることも……。こちらの記事では、硬くなったお尻に筋肉をほぐすヨガのポーズをご紹介します。
股関節の動きと深く関わる「臀筋群」
股関節は、私たちの体の中でも特に大きな可動域を持つ関節です。歩く・しゃがむ・脚を開くといった日常の動きや、スポーツをする際のダイナミックな動きには、股関節の動きが欠かせません。
そんな股関節の動きを支えている筋肉のひとつが、お尻の筋肉です。お尻の筋肉は「臀筋群(でんきんぐん)」と呼ばれ、「大臀筋(だいでんきん)」「中臀筋(ちゅうでんきん)」「小臀筋(しょうでんきん)」の3つの筋肉から構成されています。大臀筋は体の中でももっとも大きな筋肉で、立つ・歩くなどの基本動作を力強くサポートしています。中臀筋や小臀筋は、骨盤を安定させ、片脚で立つときやバランスをとるときに欠かせません。
お尻の筋肉が硬くなると股関節が動きにくくなる
お尻の筋肉が硬くなると、股関節の可動域が制限されてしまいます。股関節の動きをスムーズにするためにも、硬くなったお尻の筋肉をほぐしていきましょう。
お尻の筋肉をほぐすメリット
お尻の筋肉をほぐすことで得られるメリットは、以下のとおりです。
・股関節の柔軟性が高まる…お尻の硬さがほぐれることで、脚の上げ下げや開閉などの股関節の動きがスムーズになります。
・腰痛や下半身の不調の予防…お尻の筋肉が硬いと骨盤が後ろに引っ張られ、腰に負担がかかりやすくなります。また、股関節の動きが制限されると膝や太ももに余計な負担がかかることがあります。
・血流やリンパの流れの促進…お尻周りには大きな血管やリンパ管が通っているため、筋肉がほぐれることで巡りが促され、冷えやむくみの改善につながります。
硬くなったお尻の筋肉をほぐすヨガポーズ2選
硬くなったお尻の筋肉をほぐすヨガポーズを2つご紹介します。
ハッピーベイビーのポーズ
①仰向けに寝て、両ひざを両手で抱えます。
②両手で足裏を軽くつかみ、股関節を左右に開きます。
③ひざの角度を90度ほどに保ち、太ももをお腹に近づけていきます。
④呼吸をしながら、30秒ほどキープをしましょう。
針の穴のポーズ
①両ひざを立てて、仰向けに寝ます。
②左太ももに右足首をひっかけ、左股関節を左に開きます。
③両脚の間の空間に右腕を通し、両手で左太ももの裏をつかみます。
④両脚を胸に引き寄せ、右のお尻の筋肉をほぐしていきます。
⑤さらに進めそうな人は、左ひざを曲げ、両手で左すね付近をつかみ胸に引き寄せましょう。
⑥呼吸をしながら、30秒ほどキープをします。反対側も同じように行います。
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