冷房による夏の「冷え」に!〈リンパの流れをスムーズに〉余分な水分をドバ〜ッと流す魔法のストレッチ
職場の冷房で足元が冷えている、冬よりむくみがひどいと感じている方も多いのではないでしょうか。血流&リンパの流れにアプローチできるとっておきの部位を2つ、ご紹介します。
冷房の冷えでもむくむ?
職場や寝室の冷房が強すぎて脚がむくんでいるとお悩みではありませんか?夏に冷房で体がむくむ主な原因は「血行不良」と「自律神経の乱れ」。冷房などで体が冷えると血管が収縮し、血行が悪くなります。血液循環が低下すると、代謝も落ちやすくなり、余分な水分が排出されにくくなって、むくみにつながることがあります。夏は汗をかいているしむくむほどの水分は摂っていないはずと勘違いしがちですが、きゅうりやスイカなど夏の食材は水分が豊富で、さらにお酒などで水分摂取量が増えることもあります。体の排出機能が追いつかないと、水分が一時的に体内に溜まり、むくみを感じやすくなる場合があります。また、外気と室内の温度差により体温調節を担う自律神経が乱れると、血管の拡張・収縮のコントロールが不安定になり、血流や水分代謝に影響を及ぼすことがあります。その結果、むくみを感じやすくなる場合もあります。
リンパはどう流れている?
リンパ系は、血液の循環で回収しきれなかった組織液や老廃物を回収し、体内の水分バランスを保つ役割があります。また、免疫細胞が集まるリンパ節を通じて、体を守る働きも担っています。静脈で回収しきれなかった水分を回収してくれる、まさに縁の下の力持ち。血液は心臓のどくんどくんと押し出す力によって流れていますが、リンパは自分で流れる力はなく筋肉の動きで流れるため、リンパが流れる周辺の筋肉がしなやかに動くことが重要です。しかし、身体が冷えたり、筋肉の動きが少ない=同じ姿勢で長時間過ごしていると、流れが滞り、むくみや不調の原因になります。
リンパは静脈に沿って全身に広がっていますが、いくつかの体の部位で太いリンパ管に合流するポイントがあります。高速道路でいうジャンクションのような場所です。その中でも下半身のむくみに関連するのが鼠径リンパ(そけい)という脚の付け根の股関節近くにあるリンパ節。さらに腕・胸・背中などの上半身を守るリンパ節は脇の下あたりにある腋窩リン節(えきか)。この2つのポイントをにアプローチすると、上半身と下半身の両方のリンパの流れに効果的にアプローチできます。
下半身と上半身の2つのリンパにアプローチ
リンパの流れはリンパ周りの筋肉を動かすことが大切。2つの動きを交互に繰り返して、上半身と下半身の両方のリンパの流れにアプローチしていきましょう!
1)四つん這いから両手を前に伸ばし、お尻は後ろに引いて脇の下をストレッチ
2)四つん這いから腕を手のひら2枚分くらい前に置き、上半身を伸ばす
3)上記の1)と2)の動きを交互に行うことで、リンパ近くの筋肉を縮める→伸ばして動かそう(5~10往復目安)
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