悪玉菌を増やす要因になることも…。風邪を引きやすい人が避けるべきNG食べ物とは|管理栄養士が解説
疲れが溜まった時や季節の変わり目などにかかってしまうことが多い風邪。かかってしまうと体に負担もかかりますし、日常生活がうまく回らなくなってしまいますよね。そこで今回は、食事面に視点を当てて風邪の予防について考えていきましょう。風邪をひきやすい人が避けるべき食べ物をご紹介するので、ぜひチェックしてみてくださいね。
風邪をひきやすい人の特徴とは?
まず、風邪をひきやすい人は「体の免疫力が低下している」状態にあります。
食事から考えられる免疫力が低下する原因は、第一に栄養バランスが偏っていること。さらに、脂質が多く含まれる料理など消化に悪い食事を繰り返していたり、十分な水分がとれておらず体内の老廃物がうまく排出できていない状態にあることも考えられます。
また、食事量が少ない方は体を守るエネルギーが足りず、体温も上がりにくいので抵抗力が少なくなることもあります。平熱が35℃台の方は食事からのエネルギーをうまく活用できていない可能性があるため、まずは3食しっかり食べることや温かいものを取り入れるよう意識してみましょう。
風邪をひきやすい人が避けるべきNG食べ物
甘いお菓子やジュース
甘いお菓子やジュースを日常的に食べている方は、体の中で糖分が余っている可能性があります。過剰な糖分は腸内の悪玉菌を増やす要因となり、免疫力の低下につながります。焼き芋や果物などの自然な甘みのあるものを食べたり、お菓子を食べない日を設けるなどの工夫が必要です。
油っこい食事
揚げ物やインスタント食品、ファストフードなどの油っこい食事は、消化に時間がかかるため胃腸に負担がかかります。胃腸の中に長時間食べ物があると、腸内細菌が体の中でうまく働けなくなり免疫力の低下につながります。
辛いもの
辛いものは適量であれば代謝や体温をアップさせてくれる面もありますが、食べすぎると胃腸にかかる刺激が強く負担になります。胃腸が荒れると結果的に免疫力が低下することにもつながるため注意が必要です。
食事で免疫力をアップするポイント
食事で風邪をひきにくい体を作るためには、「たんぱく質」「ビタミンA・C・E」「水分」を摂ることが大切です。その中で一番大切なのが筋肉や免疫細胞を作る材料として必要なたんぱく質。可能な限り、毎回の食事で肉や魚、卵、大豆製品などのたんぱく質を含む食材を取り入れましょう。
また、緑黄色野菜や果物に多く含まれるビタミンA・C・Eには体の粘膜を保護したり白血球の働きをサポートするといった体にうれしい働きが期待できます。さらに、こまめに水分をとることで血流をよくしたり体の粘膜を潤わせておくことも大切です。
まとめ
風邪をひきやすい人の特徴や避けるべき食べ物をご紹介しました。
忙しい毎日の中でいろいろな食品をまんべんなく取り入れるのは難しいかもしれませんが、長期的に整えていけばいいので難しく考える必要はありません。
日々の食事を大切にし、風邪から体を守る力を底上げしましょう。
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