LIFESTYLE
己と向き合い邁進!インド聖地巡礼の旅
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やがて、サフラン色のルンギーを身にまとった裸足の男性が歩いてきた。その身なりから彼が精神修行に身を捧げる苦行者のサドゥーだとわかった。「シータラーム」。彼はそう言って、足を止めた。「シータラーム」。私も立ち止まった。彼はさらにヒンズー語で何かを話しかけてきた。理解できなかったが、眉を上げた表情から「なぜゴームクにいくのか?」と聞かれたような気がした。互いに言葉を交わせないことがわかると、私たちは別れてそれぞれの道を進んだ。歩きながら、私はサドゥーの質問について考えていた。もし私がヒンズー語に堪能だったとしても、あのとき答えられただろうか。
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