【今が旬のらっきょう】甘酢漬けだけではもったいない!らっきょうの美味しい食べ方3選
初夏に旬を迎えるらっきょう。この時期になると店頭で生のらっきょうを見かけることが増えますね。らっきょうはカレーのお供として甘酢漬を食べることが多いと思いますが、他にも驚くほど美味しい食べ方があるんです。今回はらっきょうの美味しい食べ方3選をご紹介します。
らっきょうとは?
らっきょうは別名「オオニラ」「サトニラ」とも言われ、ネギ属の野菜です。ネギやニラのように青い葉を伸ばしますが、白い根の部分を食べます。シャキシャキとした食感が特徴で、甘酢漬けや醤油漬け、塩漬けにして食べることが一般的ですね。
美味しいらっきょうの選び方
スーパーなどで見かけるらっきょうは「泥付きらっきょう」と「洗いらっきょう」があります。どちらもふっくらと丸い形をしていて、緑かかっていない白いものを選びましょう。しおれていない、傷がついていない、芽が伸びていないこともチェックポイントです。
らっきょうは体に良いの?
らっきょうにはどんな栄養素が含まれていてどんな効能があるか3つに絞ってご紹介します。
①血糖値の急上昇を抑える
らっきょうには食物繊維が多く、特に糖の吸収を緩やかにする水溶性食物繊維フルクタンが豊富に含まれています。ダイエット中や血糖値が気になる場合には取り入れたい栄養素です。また、水溶性食物繊維が腸内環境を改善し、便秘予防にも効果的。
②疲労回復と免疫力向上
らっきょうに含まれるアリシンはビタミンB1の吸収を助け、疲労回復や免疫力アップに効果的です。
③むくみや高血圧の予防に
らっきょうにはカリウムが100gあたり230㎎含まれていて、体内の水分調整をしてくれるため、むくみが気になる時に効果的です。また、カリウムは余分なナトリウムを排出する作用があるため、血圧を改善したい時には積極的に摂りたい栄養素です。
このように栄養も豊富ならっきょう。甘酢漬けや塩漬けも美味しいですが、旬の時期ならではの食べ方をご紹介しますので、ぜひ試してみてください。
らっきょうのおすすめの食べ方
らっきょうの天ぷら
泥付きらっきょうは薄皮をむいてよく洗い、水気をしっかりふき取ります。水溶き天ぷら粉をつけてカラっと揚げてできあがり。塩をつけて食べるのがおすすめです。
らっきょうのホイル焼き
薄皮をむいたらっきょうをアルミホイルに乗せ、オリーブオイルと塩コショウをしてオーブントースターで5分程加熱して出来上がり。甘みが出てほくほくのらっきょうが楽しめます。豚肉や魚を一緒に包むとメイン料理になりますよ。
らっきょうの即席味噌漬け
薄皮をむいてたらっきょうを縦に細切りにし、密閉袋に入れて味噌、みりん、酒を適量加えてもみこんで一晩漬けたら即席漬けの完成。冷奴の薬味やご飯のおともにピッタリです。
旬の時期でしか味わえない生らっきょうの食べ方のご紹介でした。食物繊維やアリシンの効果で疲労回復、免疫力アップさせ、夏本番を元気に迎えましょう。
【参考】
ライター/浅野いずみ
行政管理栄養士として保育園や老人ホーム等の施設衛生・栄養管理の指導に従事。その後フリーランスとして特定保健指導やダイエットプランナーとして個人の栄養や健康をサポートしている。食材の持つ力や組み合わせ、効果的な調理法についてのテーマを中心に、食べることが楽しくなるような執筆を心掛けている。
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