「無意識にやってたわ…」腸がどんどん汚れてしまうNGな夜の食習慣とは?【管理栄養士が解説】
多くの神経細胞が張り巡らされているため「第二の脳」とも呼ばれる「腸」。健康や美容、メンタルと腸内環境は密接に関係していることから、日々「腸活」に取り組んでいる方も多いでしょう。1日のうちで腸が一番しっかりと働いてくれる時間帯、いわゆるゴールデンタイムは「夜」。そのため、腸活を成功させるカギは夜の食事といえるでしょう。 この記事では、腸活に悪影響を与える可能性があるNGな夜の食習慣をピックアップしてご紹介します。ぜひ、日々の食生活の見直しに役立ててみてくださいね。
夜遅い時間の食事
寝る直前に食事をすると、睡眠中も胃腸が働かなければいけないため、睡眠が妨げられてしまうことがあります。睡眠時間が不十分だったり眠りの質が低下したりすると、腸の働きに悪影響を及ぼしかねません。
生活習慣病予防の観点から見ても、就寝2時間以内の食事はなるべく避けたい要素。腸活に限らず、健康のためには就寝3時間前までに食事を済ませるようにすると良いかもしれませんね。
どうしても遅くなる日は、消化に良いものを軽めに摂るのがおすすめです。
動物性の脂質やたんぱく質の摂りすぎ
夜に動物性の脂質やたんぱく質を摂りすぎると、腸内環境の悪化につながります。肉類や乳製品などは消化に時間がかかり、腸に負担をかけやすいです。結果として、腸内に滞留する時間が長くなり、悪玉菌が増殖して腸が汚れてしまいます。
夜は動物性の脂質・たんぱく質を控えめにし、野菜や発酵食品を積極的に摂るようにしましょう。魚や豆腐など、消化に優しいたんぱく源に置き換えるのも効果的です。
お酒の飲みすぎ
お酒を飲みすぎると、腸内の悪玉菌が増加し腸内環境の悪化につながる可能性があります。晩酌を楽しんだり、寝酒として飲んだりする方も多いですが、飲む量には注意したほうがいいかもしれません。
アルコールの摂取は肥満や脂肪肝を招きやすいうえ、脂質異常症や糖尿病などの生活習慣病にもつながりやすい習慣です。健康のためにも休肝日を設けるなどして、健康的に楽しみましょう。
まとめ
夜の間にしっかり休み、リセットされることで私たちの健康を支える「腸」。夜の食事内容やタイミングを見直すことで、腸内環境はぐんと改善される可能性があります。
腸活に取り組んではいるものの「なんとなく体調が優れない」「肌の調子が悪い」と感じているなら、無意識のうちに続けている夜の食習慣が原因かもしれません。この記事を参考に、腸に優しい夜の食習慣を、ぜひ意識してみてくださいね!
【参考文献】
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く






