美容と健康の本質を追求する、モデル・熊澤枝里子さんの新たな生き方

 美容と健康の本質を追求する、モデル・熊澤枝里子さんの新たな生き方
Photo by Naoki Yamashita
関早保子
関早保子
2018-12-29

自分の心の声に向き合うことは、簡単なようでいて難しい。「本当にやりたいことって何?」私たちは、自分の心の声を無視して、日々をサバイブすることに慣れている。だけど、そんなあなたは心の底から笑えているだろうか? 本連載ではインタビュー形式で、笑顔が素敵な女性たちの「笑顔のきっかけ」を探っていく。彼女たちにとって、笑顔にさせてくれるコトって何だろう? どうやってそれを見つけたのだろう? そして、それを始めたときの「はじめの一歩」って?

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モデル・熊澤枝里子さんインタビュー【わたしの、はじめの一歩】#16

連載16回目は、モデル・熊澤枝里子さん。モデルとしてのキャリアは15年を迎えた彼女が、新たにピラティスインストラクター、さらに美容薬膳家としてのキャリアをスタートさせた。3本柱でスタート地点に立ったばかりの彼女。そのバイタリティはどこからくるのか。いつも華やかな笑顔でいる熊澤さんの生き方に迫る。

このインタビュー連載についての説明をし、質問を始めようとしたとき、彼女は自ら話し始めた。
「実はモデルを初めてすぐの頃、体の調子が悪くなってしまったことがあったんです。それからずっと気をつけていることがあって。それは、『よく寝てよく食べてよく運動する』というとてもシンプルなこと。これを続けていくうちに出合ったものが、今の3本柱なんです」

確かにとてもシンプルなことだが、生きる上で最も大切なこと。彼女は何をするにも常にこの「よく寝てよく食べてよく運動する」をベースにしている。
――まず、体の調子が悪くなってしまった当時のことについて聞かせてください。
「18歳からモデルの仕事を始めたのですが、当時は神戸に住んでいたので、新幹線で東京に通っていました。大学にも行きながらだったので、なかなかハードな日々でしたね。専属モデルをしていた『CanCam(小学館)』は、当時ものすごく分厚くて、その分撮影も多かったので、週に10回新幹線に乗ることもありました。睡眠時間も少なかったし、運動も全然しない、食事もコンビニのお弁当で済ませたりして。そんな生活が続き、体の調子が悪くなり、メンタルもやられてしまったんです」

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Photo by Naoki Yamashita

――そこからどうやって立て直していったのでしょうか。
「やる気はあるのに、体がずっと疲れている状態。自分自身のコンディションが良くないと、写真にも出てしまいますよね。そこからどうにかしなければと思い、先ほど言った『よく寝てよく食べてよく運動する』という考えに至りました。まずは20歳でヨガをはじめました。そして幼少時代に習っていたクラシックバレエを再開し、スポーツはその2つを。そして食事は、コンビニのお弁当はやめ、ホテル住まいでもできることとして、外で温かいものをきちんと食べようと決めました。知識も何もない中、自分なりに考え、試行錯誤しながら頑張っていましたね。自己流でなんとか続けていた感じです」

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Text by Sahoko Seki
Photos by Naoki Yamashita



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