急に視力が落ちたと感じるあなたへ【日本一目がいい博士】が教える「アイマスク瞑想」

急に視力が落ちたと感じるあなたへ【日本一目がいい博士】が教える「アイマスク瞑想」
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目は一生ものです。何歳になっても「よく見える目」でいられるように、今日から、あなたに合った視力改善方法を実践していきましょう!裸眼視力2.0の日本一目がいい博士、平賀広貴(ひらが ひろき)先生の著書『最新の視力研究で導き出した 何歳からでも目がよくなる方法』(アスコム)より内容を一部抜粋してご紹介します。

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急に視力が落ちたタイプ

社会人になって視力が落ちるのは、多くの場合、仕事が原因です。仕事で強いストレスを感じたり、考えすぎで頭がパンクしたりすると、目から入った情報を処理しきれず、一時的に視力が落ちます。ストレスから解放されれば回復にむかうわけですが、現代社会では慢性的にストレスを感じることが多く、脳がずっと全力を発揮できない状態が続いている人も多いことでしょう。ある眼科の先生は、来院患者の8割が不定愁訴(ふていしゅうそ)だとおっしゃっていました。 

眼科では基本、目を調べて問題がなければ、なにもできません。しかし、目が見えるかどうかは脳の情報処理能力で決まる面もあるため、脳機能に問題があって見えない場合は、眼科での対処法がないのです。もちろん体のことですから生活習慣や食事が原因ということもありますが、生活習慣や食事が乱れるのは、ほとんどの場合、仕事のストレスなのです。ストレスを軽減するためにも、可能な限り効率的に業務を行い、可能な限り早く終わらせることが大切です。そして、もうひとつ大事なのは「どれだけ目を酷使しない時間をつくれるか」ということです。そこで、私が提案するのが、「アイマスク瞑想」です。

アイマスク瞑想

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POINT

① 1回15分を目安に行う(ただし、慣れないうちは3分を目標に)
②呼吸に意識を向け、何も考えない
③ タイマーやストップウォッチを使用する

15分の「アイマスク瞑想」で、目を急速回復させる

厚生労働省は、1時間のVDT作業(液晶画面を見て行う作業)に対して、15分の目を休める時間を取り入れるよう指導しています。オフィスワーカーはパソコンなどの作業に集中しすぎると、まばたきの回数が減少して目が乾燥し、ドライアイの原因になることがわかっています。また、近くを見続けているため、毛様体筋が常に緊張を強いられます。すると眼精疲労がたまり、ピントが合わせにくくなり、視力の低下が進行するケースが多々あります。

アイマスクをつけて瞑想をすることにより、視覚からの情報をシャットアウトでき、目だけでなく脳へのインプット量も減らせて、目と脳の両方を休ませることができます。ただでさえ膨大な「やることリスト」を抱えて生きている私たちにとって、何を優先すべきかなどを考える時間もなく、日々過ごしている人がとても多いかと思います。また、何もせずお昼休憩にぼーっとするのも、意外とスキルが必要だったりします。強制的にアイマスクをつけて15分間、瞑想をすることは、抱えるストレスを軽くするための心の整理ができ、視覚情報をシャットアウトするので脳疲労も軽減でき、安全に日光を浴びることもできて、目を休ませることもできる、一石四鳥の方法なのです。

『最新の視力研究で導き出した 何歳からでも目がよくなる方法』(アスコム)
『最新の視力研究で導き出した 何歳からでも目がよくなる方法』(アスコム)

教えてくれたのは…平賀広貴(ひらが ひろき)先生

裸眼視力2.0の日本一目がいい博士。株式会社ブライトアイ代表。
1980年生まれ。2008年東北大学理学研究科化学専攻博士課程修了。株式会社東芝研究開発センターを経て2023年に独立。12歳から科学者を志し勉学に励むも、なぜ自分だけ視力が落ちないのか不思議に思っていた。特許76件、論文15件、第25回井上研究奨励賞や東芝イノベーションアワードなどの受賞13件。本業の傍ら、人間の視覚や「見る」とは何かを独自に探求し、目と脳、身体をアップデートし続け、「裸眼視力2.0」をキープしている。JAXA宇宙飛行士候補者選抜試験では、その視力の良さに検査員に驚かれた。現在はこの知見を活かし、脳と健康の指導を行っている。長男と次男も視力1.5以上をキープ中。

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『最新の視力研究で導き出した 何歳からでも目がよくなる方法』(アスコム)