【ブルーベリー】小さくても驚くべき効能!ブルーベリーを食べるメリットと効率よく栄養を摂るポイント
最近は庭で育てているという方も増えている「ブルーベリー」。その言わずと知れた健康効果は多岐に渡り、食べなきゃ損!というくらい栄養も豊富で身体に嬉しい効果も沢山です。特に目に良いという話は有名ですが、視力だけでなく眼精疲労にも効果的なのはご存じでしょうか?
目を酷使する現代人のナチュラル救世主
スマホ、タブレット、パソコン、テレビ、ゲーム機などを見ない日がないという位、皆さん毎日何かと画面を見まくっていると思います。この記事を読んでいる今もそうですね。こんな生活で負担がかかるのが「目」で、視力は良くても「眼精疲労」に悩む人は非常に多いです。
眼精疲労を放置すると、肩こり、頭痛、頭重感だけでなく吐き気やめまいなど、目だけの症状では収まらず、しかもそれが慢性化して生活の質を下げてしまいます。「できれば快適にスマホやパソコンを使いたい…」こんな時にブルーべリーが非常にオススメ。ブルーベリーは、サプリ並みの食品といっても過言ではない位の働きがあります。
アントシアニンポリフェノールと視覚の関係
ブルーベリーに含まれる主な抗酸化成分は、ポリフェノールのアントシアニンです。アントシアニンと視覚についてはいくつも研究がなされています。
目で見た光の情報を信号を脳へ伝えて、現像作業をしてくれるのが目の網膜に存在するロドプシンというタンパク質なのですが、長時間目を使い続ける(酷使する)ことによって、ロドプシンの再合成が遅れてしまうことがあるそう。この再合成が遅れると、目がショボショボしたり、ピント調節がうまくいかずぼやけるなどの疲れ目の原因になるようです。アントシアニンは、このロドプシンの再合成を促進し、直接、視覚機能を改善する効果があることが明らかになっています。
ブルーベリーの効能と効果的な食べ方
アントシアニンは熱に強いですが長時間の加熱には弱いようです。また、アントシアニンは体に吸収されると24時間でおしっこと一緒に体外へ排出されるため、恩恵を受けたいならば毎日継続して摂ると良いですね。
ブルーベリーにはアントシアニン以外にも、抗酸化作用のあるレスベラトロールというポリフェノールが含まれており、さらには、ガン細胞などを殺すと言われるサルベストロールまで含まれるようです。サルベストロールは自然栽培、無農薬野菜などに多くふくまれていると言われており、栽培方法に目を向けたものを買うとより良いかと思います。
ですが無農薬のブルーベリーにこだわらなくとも、コンビニやスーパーの冷凍ブルーベリーで十分に抗酸化作用はありますので手に入れやすく、お手頃なものを継続するのが良いですね。(筆者はスーパーの冷凍ブルーベリーをいつも買っています)
また、ブルーベリーを数週間食べ続ける事で、腸内細菌叢を整えるという事も分かっていて、お腹にも嬉しいですね。サプリでなくブルーベリーのように食品を丸ごと食べるメリットは、様々な生理活性物質が自然な形でとれるということです。
目の疲れで悩んでいる方は、ぜひブルーベリーを毎日、習慣的に食べてみてはどうでしょうか。
AUTHOR
立山貴美恵
6年の闘病経験から「分子栄養学」に出会い、分子栄養学カウンセラー・カラダリビルドコーチとして活動中。症状を薬などで対処し続ける事ではなく”不調の根本原因”を探するアプローチや、体を立て直し再構築する考え方を提供。栄養、食事、代謝、ホルモン、メンタルについて記事執筆。HP『カラダリビルド』。様々な不調に悩む方へ個人カウンセリングや栄養療法クリニックでの指導を行う。食欲コントロールダイエットインストラクターとしてもオプティマルヘルスの実現をサポート。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く