【なす】切ったら黒い種が…食べてOK?管理栄養士が教える保存方法と賞味期限の見分け方

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【なす】切ったら黒い種が…食べてOK?管理栄養士が教える保存方法と賞味期限の見分け方

山﨑礼絵
山﨑礼絵
2023-01-22

なすは、味にクセがなく、果肉がスポンジのようで味が染み込みやすく、和食、洋食、中華など幅広く料理に使うことができます。皮の紫色はポリフェノールの一種であるアントシアニンによるもので、抗酸化作用があります。今回は、食べてもおいしく、健康をサポートする栄養素を含むなすの長持ちさせる保存方法や賞味期限の見分け方についてお伝えしていきます。

なすを少しでも長持ちさせる方法とは

野菜は、鮮度のよいものを選び、野菜の特徴にあった保存することが大切です。これから、なすの選び方、保存方法のポイントをみていきましょう。

【選び方】
・皮にハリやツヤがあるもの
・ヘタがピンとして、トゲが鋭いもの
・見た目より重さがあるもの

ハリやツヤがあるほどみずみずしく、へたもしっかりしているほど新鮮の証です。軽いものは中身がスカスカであるため、なるべく重みがあるものを選びましょう。

【保存方法】

1~2本ずつペーパータオルに包み、ポリ袋に入れて野菜室に保存

なすは、夏野菜の1つ。貯蔵最適温度が10~12℃と高いため、低温に弱い野菜です。冷やしすぎると低温障害を起こすため、冷蔵室ではなく、野菜室で保存するのが適しています。保存期間は7日間が目安です。

表面の変色だけであれば、食べても大丈夫!

なすの賞味期限(おいしく食べられる期限)が切れると・・・

・表面がしなびている
・表面に変色している部分がある
・酸っぱい臭いがする

なすは、保存期間が長いと水分がぬけて表面がしなびてきます。また、酸化や低温障害によって表面の色が黒紫色から茶色に変色することもあります。どちらも鮮度が落ちてきているサインですので、早めに食べるようにしましょう。茶色に変色している場合は、その部分を取り除け食べることができます。ドロドロしている、実の部分が茶色、酸っぱい臭いがするときは、菌が繁殖している可能性が高いので、食べるのは控えましょう。

「切ったら黒い種が」これは低温障害によるもの

なすを切ったら黒い種がたくさん…食べてもいいのか悩んだ経験はありませんか。種が黒くなっていても食べることができます。種が黒くなった原因の1つは、低温障害によるものです。保存方法でも触れましたが、なすは低温に弱いため、低温で保存する期間が長いと種が黒くなる、果皮がしなびてしまいます。腐っているわけではありませんが、鮮度は落ちているので早めに食べましょう。種の変色が気になる場合は、カレー、麻婆なす、ミネストローネなど、種の色が目立たない料理に使って食べてみてはいかがでしょうか。また、切った後に種が黒くなる場合は、切り口が酸化されることによるものです。切ったあとすぐ調理につかう、もしくは水につけることで変色を防ぐことができます。

まとめ

今回お伝えをしたなすの選び方や保存方法を実践して、漬物、焼き物、炒め物、揚げ物などさまざまななす料理を楽しんでみてくださいね!

【参考文献】

1. 社団法人 農山漁村文化協会 . 地域食材大百科 第2巻 野菜 . 2010
2. 島本美由紀 . 野菜保存のアイデア帖 . 株式会社パイインターナショナル .2019
3. 高橋秀雄 . 新・野菜の便利帳 おいしい編 . 高橋書店 . 2016
4.農研機構「野菜の最適貯蔵条件」
5. JAグループ、ナス|とれたて大百科|食や農を学ぶ
6.なすを切ったときに種子部分が黒変していても食べられますか。
(すべて2023年1月10日閲覧)

AUTHOR

山﨑礼絵

山﨑礼絵

管理栄養士。島根県出身、3児の母。大学・大学院で、生活習慣病について研究。卒業後、製薬会社勤務を経て、「食」の大切さを人に伝えていきたいという想いから、管理栄養士を取得。オンライン栄養指導、行政栄養士を経験。現在、特定保健指導、健康・栄養分野の執筆などで活動中。

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