MEDITATION & MIND
「ありのままを受け入れること」と「怠けること」の違いとは
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サントーシャとタパス、どちらも満たすために
タパスの意味が見えてくると、サントーシャの本来の意味が理解できるはずです。何でもかんでも、今のままでいいと満足することが好ましいわけではないのです。実際に自分の心の中でも、やるべきことができていないと後ろめたい気持ちがあったり、そわそわしますね。それでは心の底から満足することはできないはずです。
自分のやるべき役割をしっかりと果たし、求めてもきりのないもの、必要以上のものを追うことなく過ごしましょう、というのがヤマ・ニヤマの言わんとすることです。ですから、向上心も大切なことなのです。自分の役割を果たすための向上心やモチベーションはタパスのために必要です。自分の役割を果たすために、必要な修練はするべきなのです。それが苦しい道のりである場合も時にはあるかもしれません。だからこそ、「苦行」と訳されているのでしょう。ですが、ただ苦しいことをするのではありません。役割を果たすために、時には壁を乗り越える作業をして、やるべきことをやっているからこそ、本当の意味で自分を認め、受け入れることができるのです。
終わりに
ヤマ・ニヤマはモークシャを目標としています。モークシャとは完全なる自己受容ですから、そのためにタパスとサントーシャはどちらも欠かせません。やるべきことを果たせていない状況に満足するのではなく、しっかりと時には壁に立ち向かいながらも役割を果たし、タパスを実践していくことによって、本来の意味のサントーシャを感じられるでしょう。
自分が足りていることを知るとは、まさに自己受容ともつながります。そのようにして、ひとつひとつ、ヨガを実践していきましょう!
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